あなたに合うびまん性脱毛症の治療方法はどれ?
びまん性脱毛症は、部分的にではなく頭髪全体が薄くなるのが特徴の症状。
別名、FAGA(女性男性型脱毛症)とも呼ばれています。
女性が薄毛になる原因の中でもかなり多い症状として有名ですね。
髪の毛が抜けてしまうなんて怖い…
治し方も思いつかない…
と思う女性も多いかもしれませんが、大丈夫。
しっかりと治療をすれば薄毛を治すことは十分に可能です。
今回はびまん性脱毛症にはどのような治療の方法があるのか、具体的な治療薬について詳しくご紹介します。
そもそもびまん性脱毛症の原因とは?
びまん性脱毛症の原因として主に考えられるのは、
- ホルモンバランスの乱れ
- 頭皮の栄養不足
- 頭皮へのダメージ
の3つです。
これらが起こるメカニズムとしては、以下のように様々な要因が考えられます。
- 加齢
- 出産
- 睡眠不足
- ストレス
- ダイエット
- 偏食
- 運動不足
- 飲酒や喫煙
- 過度なカラーやパーマ
- 間違ったヘアケア
加齢や出産をのぞいて、びまん性脱毛症の原因はほとんどが生活習慣に関係するものだということがおわかり頂けるかと思います。
普段の生活で何気なくとってしまう行動が、実はびまん性脱毛症につながっているかもしれません。
ご自身の生活を振り返ってみて、少しでも心当たりのある方は下記で紹介する治療方法を検討してみましょう。
びまん性脱毛症の治療方法を紹介!
もちろん心当たりのある生活習慣を改善することがびまん性脱毛症を改善する上で重要なことではありますが、仕事や家事、育児等で忙しくてそんな暇はない!という方には、こんな治療方法がおすすめです。
- 治療薬による治療
- 注射による治療
- 植毛による治療
ここからは、それぞれの治療方法の具体的な内容や期待できる効果について説明していきます。
①治療薬によるびまん性脱毛症治療
びまん性脱毛症の治療方法としてひとつめに挙げたいのが、薬による治療です。
大きく分けて飲み薬である内服薬と、塗り薬である外用薬とがあります。
内服薬は栄養を内側から届けるサプリメントのような役割をし、外用薬は育毛成分を直接頭皮に塗るいわゆる育毛剤の役割をします。
女性用に作られた治療薬は効能が緩やかなものが多く、基本的に副作用の心配はいりませんが、まれにアレルギー等体質に合わない人もいるため、服用する時はお医者さんの指示をしっかり守って使用するようにしましょう。
ここではびまん性脱毛症の治療薬としてよく使用されるものをいくつかご紹介します。
パントガール
パントガールはケラチンやL-シスチンなど、薄毛改善に欠かせない成分を配合したびまん性脱毛症の患者さんに処方される代表的な内服薬。
90%以上の患者さんに発毛実績があったという、きちんとした裏付けのある発毛薬です。
ネットで購入できる場合もありますが、医薬品なので必ずお医者さんの処方を受けるようにしましょう。
こちらの記事も参考に:びまん性脱毛症治療で有名なパントガールの効果と注意点を解説
配合成分 | パントテン酸カルシウム、L-シスチン、ケラチン、薬用酵母、チアミン硝酸塩、パラアミノ安息香酸など |
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価格 | 5,000円〜 |
販売会社 | Merz |
ルグゼバイブ
ルグゼバイブはパントガールに配合された有効成分を全て含みつつ、「馬プラセンタ」と「コロストラム」という血行促進や髪質改善効果に優れた成分を配合した今注目の内服薬です。
比較的新しい製品のためお値段は少し張りますが、その分効果も期待して間違いないでしょう。
パントガールとルグゼバイブの比較についてはこちらの記事↓を参考に。
配合成分 | パントテン酸カルシウム、L-シスチン、ケラチン、薬用酵母、チアミン硝酸塩、馬プラセンタ、コロストラムなど |
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価格 | 7,000円〜 |
販売会社 | Sapphire Healthcare LLC |
パントスチン
パントスチンは、先ほど紹介した内服薬パントガールの塗り薬版、といった外用薬です。
アルファトラジオールという成分が抜け毛を誘発するDHTというホルモンを抑制することで、びまん性脱毛症による薄毛の改善に効果を発揮します。
多くの薄毛専門クリニックで処方を受けることができます。
配合成分 | アルファトラジオールなど |
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価格 | 10,000円〜 |
販売会社 | Merz |
リアップリジェンヌ
リアップリジェンヌは大正製薬が出しているあの有名な育毛剤、リアップの女性版です。
有効成分として配合されているミノキシジルは、国内で正式に「毛が生える薬」として認められているただ一つの成分。
今回紹介する治療薬の中で唯一、ドラッグストアなどでも手軽に購入できるのもポイントです。
配合成分 | ミノキシジル、パントテニールエチルエーテル、トコフェロール酢酸エステル、l-メントールなど |
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価格 | 4,000〜6,000円 |
販売会社 | 大正製薬 |
女性用ロゲイン
ロゲインは先ほどご紹介したリアップリジェンヌと同じ、ミノキシジルを主成分にした外用薬。
リアップリジェンヌはミノキシジル配合率が1%なのに対し、ロゲインは2%のミノキシジルが配合されています。
それだけに治療効果も期待できますが、その分副作用が少し起きやすくなる可能性があります。
ミノキシジル濃度が高いため、必ずお医者さんに相談して処方してもらいましょう。
配合成分 | ミノキシジルなど |
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価格 | 5,000〜6,000円 |
販売会社 | Pfizer |
②注射による治療
2つ目の治療方法は注射です。
毛根を活性化させる成分などを直接頭皮に注射し、育毛を促します。
内服薬や外用薬に比べて頭皮に直接有効成分が入るので効果はかなり期待できますが、少し痛みがともなうのと、1回あたり30,000〜80,000円という高額な費用がデメリットですね。
注射による治療内容としては、主に育毛メソセラピーとHARG療法があげられます。
育毛メソセラピーとは?
育毛メソセラピーとは、注射器でビタミンや成長因子、ミノキシジルなどの有効成分を頭皮に直接注入するという治療方法。
毛乳頭や毛包を活性化させることで弱ってしまった髪の毛を強くする効果が期待できます。
具体的な施術方法としては、
- 表皮の奥まで注射するパピュール法
- 浅く注射するナパージュ法
- 針を使わずに散布するノンニードル法
などがあり、薄毛の進行度などによっていずれかを選ぶことになります。
HARG療法とは?
HARG療法も基本的には育毛メソセラピーと施術内容は同じです。
違うのは、幹細胞から抽出したAAPEと呼ばれるタンパクから作られた「HARGパウダー」が注入成分に含まれているかどうか。
育毛メソセラピーは治療をやめてしまうと発毛効果が止まってしまうのに対し、HARGパウダーを注入することで細胞そのものをよみがえらせ、びまん性脱毛症をより根本的に解決することを目的としています。
育毛メソセラピーに効果が上乗せされた治療法と考えるとわかりやすいですね。
ただ最近はメソセラピーにも、クリニック独自の様々な成分が配合されていることで、育毛メソセラピーとHARG療法の実質的な違いはあまりないという見解もあります。
③植毛による治療
びまん性脱毛症の治療方法として最後に紹介するのが、植毛です。
植毛とは、髪の毛を直接頭皮に植えるという治療法で、最近は自分の後頭部などから薄毛になっていない部位の髪の毛を毛包ごと採取して、薄毛の部分に植えるという自毛植毛が主流になっています。
自分の髪の毛を使いますから移植手術でよく聞くような拒絶反応が出るリスクはかなり低く、気持ち的にも自分の髪の毛なら安心かと思います。
ただし植毛はこれまでご紹介した方法と違って、外科手術になります。
頭皮にメスを入れるためそれなりのリスクがありますし、費用もかなり高額になる傾向があります。
それらのデメリットを全て受け入れられるのであれば、自毛植毛はある意味びまん性脱毛症のもっとも効果的な治療方法と言えるでしょう。
こちらの記事も参考に:びまん性脱毛症を植毛で治療するメリットとデメリット
脱毛症の治療は「継続」が必要です
これまで紹介してきたびまん性脱毛症の治療方法は、ほとんどが半年以上の治療期間を前提としています。(植毛だけは多くの場合1度の手術で完了します。)
そのため治療方法を決める際は、完治までにかかる見込みの費用を把握した上で、身体的・精神的に継続して行える治療かどうかをじっくりと考えましょう。
単価だけで見れば、ドラッグストアなどでも購入できる外用薬が一番安かったりしますが、もしそれが最適な治療方法でなかった場合は治療期間が延びてしまい、結果的に高額な費用になりかねません。
効率的な治療を続けるためにも、ご自身の症状を正しく把握することが大切になってきます。
まずは薄毛治療専門のクリニックに相談を
治療方法に関する知識をいくら入れたところで、実際にお医者さんに薄毛の症状を見てもらわなければ何もはじまらないので、びまん性脱毛症の治療をお考えの女性はまず、薄毛治療専門のクリニックに相談してみることをおすすめします。
当サイトがおすすめする「東京ビューティークリニック」では、治療に入る前に血液検査や問診などを行い、脱毛症の状態を把握できる無料カウンセリングを行なっています。
まずは無料カウンセリングに行ってみて、びまん性脱毛症の進行度やアレルギーの有無などを明確にし、予算などに応じてあなたにぴったりの治療方法を専門の医師と一緒に探してみてはいかがでしょうか。
- 費用:初診料5,000円・血液検査20,000円→無料!
- 実績:発毛実感率99.4%
- 特徴:専門医が開発した女性専用オリジナル発毛薬
びまん性脱毛症の治療は専門のクリニックで
いかがでしたか。
びまん性脱毛症の治療方法には色々な選択肢があることがわかりましたよね。
薄毛の症状に悩んだら、出来るだけ早く専門のクリニックで相談することをオススメします。
症状が軽ければ治療期間も短くて済みますし、回復も早いはずですよ。
薄毛は今やクリニックの治療で治る時代。
適切な治療を受けて、びまん性脱毛症のお悩みから解放されましょう。