さらにステロイドでのびまん性脱毛症治療は危険!?
皮膚科でびまん性脱毛症の治療にも使われるステロイド。
市販もされているので、びまん性脱毛症の悩みを持つ女性の中にはステロイドの使用を考えたこともあるかもしれませんね。
でも、ステロイドは強い薬なので安易に使用するのは危険です。
頭皮は皮膚が薄い部分でもあるため、強い薬品は頭皮にとって悪影響を及ぼす可能性があるのです。
そもそもステロイドの効果とは?
ステロイドには色々な効果があって、病院で幅広く使用されている医薬品です。
ステロイドは副腎皮質ホルモンといわれ、体内で作られるホルモンの一種で、そのホルモンの成分を化学合成して作られたものがステロイドなのです。
ステロイドの主な効果は、炎症を抑えたり免疫を抑制したり、アレルギー症状を抑えることです。
また、ステロイドを使用した影響で多毛症になることも知られています。
ですから、多くの場合は抗炎症の目的で使われているステロイドですが、多毛症になることからびまん性脱毛症にも効果があるのでは…と言われています。
びまん性脱毛症をステロイドで治療しないほうがいい理由
一見、びまん性脱毛症にもステロイドが有効のように思いますが、治療としてステロイドを使うのは危険です。
ここでは、ステロイドをびまん性脱毛症に使用しないほうがいい理由を説明しましょう。
びまん性脱毛症はステロイドでは治せない?
びまん性脱毛症の治療にステロイドがおすすめできない理由の一つに、びまん性脱毛症の原因が関わっています。
そもそも、びまん性脱毛症を引き起こす主な原因は、女性ホルモンの低下などによるホルモンバランスの乱れによるものです。
女性ホルモンには髪の成長や成長の保持に関わる作用があり、加齢やストレスなどの生活環境が原因でホルモンバランスが乱れると髪に影響を及ぼします。
それが元となって、びまん性脱毛症を引き起こすことがほとんどなのです。
そのため、ステロイドが与える効果とびまん性脱毛症のそもそもの原因は相性が悪く治すことは難しいと考えられます。
ステロイドには危険な副作用がある!?
ステロイドは医薬品であり、副作用が起こる可能性は拭えません。
どんな医薬品でも副作用が起こる可能性はありますが、ステロイドは強い薬なので危険な副作用が起こるかもしれません。
ステロイドで起こる可能性のある副作用は、下記のようなものです。
- 毛細血管拡張
- 皮膚移植
- 感染症
- 高血圧
- ムーンフェイス など
もちろん、ステロイド自体は抗炎症として効果の高いものですが、長期にわたって使用し続けると強い副作用の出る可能性があります。
使用前にはしっかり把握しておきましょう。
ステロイド以外のびまん性脱毛症の治療法
びまん性脱毛症にステロイドが使えないとなると、どのように治療していけばいいのでしょうか。
ステロイド以外でのびまん性脱毛症の治療法を知っておきましょう。
①パントガール等の内服薬
びまん性脱毛症の治療薬として代表的なものとして、パントガールが挙げられます。
パントガールには、人体に必須のアミノ酸やタンパク質など髪の成長に欠かせないものやビタミン類も配合されていて、抜け毛を防ぎながら薄毛を治療する薬です。
さらに、パントガールはサプリメントに近い内服薬なので、安全性の高い薬だと言われています。
内服薬は成分が血流によって体内を循環するため効果が高い治療法の一つで、びまん性脱毛症にも広く使われています。
②ロゲイン等の外用薬
びまん性脱毛症の治療法には、育毛剤と同様の方法で頭皮に直接有効成分を塗布するタイプの外用薬があります。
薄毛治療薬として有名なミノキシジルを主成分としたロゲインなどが、びまん性脱毛症にも使用されます。
外用薬は患部である頭皮に直接塗布するため、効果が高いものです。
また内服薬のように成分が全身に循環することもないため、内服薬に比べて副作用が少ないとも言えます。
③メソセラピー等の注射療法
びまん性脱毛症の治療は、薄毛の進行具合などによっても違ってきます。
比較的症状が軽い場合は、内服薬や外用薬で改善が期待できますが、広範囲に広がる場合や早期的な治療を希望する場合には、メソセラピーなどの注射療法が使用されます。
メソセラピーは、髪を成長させるための成長因子やビタミンなどをカクテルにしたものを直接頭皮に注入します。
直接薄毛部分に注入することで発毛促進ができるのはもちろんのこと、効果が出やすいのも特徴です。
びまん性脱毛症の治療なら、女性の薄毛専門のクリニックへ
びまん性脱毛症の治療法を説明しましたが、治療を受けるためには病院での診察が必要です。
自宅ケアでのびまん性脱毛症を対策する方法もありますが、早期に対処するには病院での治療が効果的です。
もちろん、皮膚科でもびまん性脱毛症の治療はできますが、びまん性脱毛症を治療するなら女性の薄毛治療専門クリニックがおすすめです。
中でも東京ビューティークリニックなら無料のカウンセリングもあるので、まずは専門医師に相談してみてはいかがでしょうか。
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びまん性脱毛症はステロイド以外での治療を考えましょう
いかがでしたか。
びまん性脱毛症の治療にステロイドがおすすめできない理由についてお話ししました。
ステロイドは優秀な医薬品ではありますが、副作用もありびまん性脱毛症には不向きであることがご理解いただけたかと思います。
気になる女性の薄毛を改善するなら、頭皮環境を悪化させないステロイド以外の方法で治療を行いましょう。