雨は薄毛の原因につながるかも
突然降りだした雨。
傘の持ち合わせもないし、目的地も近いし、これくらいの量なら…とそのまま濡れて歩くことも多いでしょう。
しかしそれが、髪にとって非常に危険な行為だということをご存知でしょうか?
実は雨に濡れると、薄毛の危険が高まるのです。今回は、意外に知られていない雨と薄毛の関係について詳しく解説していきます!
雨は頭皮に悪影響を与えます
それでは、雨に打たれるとなぜ薄毛になるのでしょうか。
ここでは雨が頭皮に与える影響について見てみましょう。
①毛穴が詰まってしまう
雨粒は一見きれいな水に見えますが、実はそうではありません。
中にはホコリや汚れなどが含まれているのです。
雨は雲から落ちてきますが、その雲はもともと大気中のホコリに水滴が付いてできたもの。
ですから、雨にもホコリがたくさん付いているということ。
当然、雨に濡れればそのホコリが頭皮につきますから、毛穴を詰まらせて薄毛の原因になってしまうんです。
②頭皮にカビが発生しやすくなる
雨で濡れた頭皮をそのままにすると、カビなどの雑菌が繁殖する危険もあります。
湿度の高い環境は、雑菌にとって好条件。
しかも前述のように、雨には汚れがたくさん含まれています。
ですから雨に濡れた頭を放置しておけば、頭皮に雑菌が繁殖してカビが生えてしまい、薄毛や抜け毛の原因になってしまいます。
酸性雨は薄毛の原因になる?
ところで、雨の危険というと思い出すのが「酸性雨」です。
酸性雨は環境問題として取り上げられることも多い公害の一つですが、日本でも全国的に酸性を帯びた雨が降っています。
この酸性雨を浴びると、薄毛になるという話を聞いた人も多いでしょう。
しかし、実際には酸性雨で薄毛になることはありません。
なぜなら、日本で降る酸性雨はそこまで強い酸性ではないためです。
また、頭皮はもともと酸性なので弱い酸性なら頭皮に悪影響をもたらすことは少ないです。
雨による薄毛を防ぐための対策法
このように、雨に濡れて薄毛になる危険は無視できません。
では、どのように防げばよいのでしょうか。
以下では対策法について見ていきましょう。
①雨に当たらないようにする
雨による薄毛を防ぐためには、まずは雨に濡れないようにすることが大事です。
「傘もないし、このくらいなら大丈夫」と小雨の中傘もささずに歩いてしまうことがありますが、こうしたことは避けましょう。
例え雨量は少なくても、頭皮が濡れるのには変わりありません。
常に折り畳み傘を持ち歩くなど、雨に濡れないように意識を持つことが大切になります。
②髪を濡れたままにしない
髪を濡れたままにするのは危険ですが、どうしても雨に濡れてしまった場合はなるべく早く乾かすのが大切です。
濡れた髪を放置すると頭皮に雑菌が繁殖しやすくなりますし、キューティクルも開いて髪がダメージを受けやすくなります。
ですから濡れた髪は、早めにタオルで拭いたりドライヤーで乾かすなどしましょう。
くれぐれも雨で濡れたまま放置してしまうと薄毛になる危険性が高まってしまいます。
③雨に濡れた際は必ずシャンプーを行う
前述したように、雨にはこまかいチリやホコリが付着しています。
そのままの状態にしておけば、毛穴が詰まったり頭皮に雑菌が繁殖しやすくなりますから、なるべく早く落としてしまうことが大切です。
雨に濡れた日には、必ずシャンプーを行いましょう。
頭皮や髪に付いた汚れをきちんと落としておかないと、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。
特に梅雨の季節は注意しましょう
このように、雨に濡れるのは薄毛の危険を増すことにつながります。
特に要注意なのが梅雨の季節。
梅雨は雨量が増えることはもちろんですが、湿度も高いためにさまざまな頭皮トラブルが起きやすく、薄毛の危険性も高まります。
湿気が強いのに濡れた頭皮を放っておくと、その分雑菌もたくさん繁殖し、頭皮環境が悪化しやすい状態に。
ですから雨の多い季節には、傘やタオルを常備するなど注意を怠らないようにしましょう。
薄毛対策を行うなら雨にも注意しましょう!
いかがでしたか?
説明してきたように、雨は薄毛の危険を高める原因になります。
「少し濡れただけだから大丈夫」「これくらいなら傘なしでも平気」などと甘く見ていると、思わぬダメージを受けるかもしれません。
特に抜け毛が増えて来た人にとっては、雨への対策は薄毛対策においては欠かせないものです。
普段から傘やタオルの準備は怠らないように気をつけましょう!