フケと頭皮の関係を解説します
毎日のヘアケアの時に出てくるフケ…
仕方がないと諦めていませんか?
実はそのフケ、放っておくと薄毛の原因につながってしまうかもしれません。
というのも…フケは頭皮の異常のサインかもしれないんです。
今回はフケと薄毛の意外な関係を詳しくご紹介していきます。
効果的な対策法もご紹介しますので、この機会に頭皮環境を見直していきましょう!
薄毛の原因になるフケは2種類存在します
まずはフケの種類についてご説明します。
実はフケには2種類あります。
ご自身がどちらのタイプなのかを把握しておきましょう。
①脂漏性のフケ
脂漏性のフケの特徴は、文字通り脂っぽくてベタベタする感じがします。
脂漏性のフケの原因は、頭皮の炎症。
皮脂が過剰に分泌することによって頭皮に炎症が起き、フケとなって表れてしまうのです。
頭皮の炎症は菌の繁殖によって起きていますから、そのまま放っておくと毛根が弱り、薄毛につながってしまうことも考えられます。
早めの対策が肝心です。
②乾燥性のフケ
脂漏性のフケに対して、カサカサした感じのフケが出るのが乾燥性。
イメージとしては、髪の毛をとかした時に方に粉が吹いたようになる感じです。
主な原因は頭皮の乾燥によるもの。
頭皮が乾燥するとバリア機能が失われてしまいますので、脂漏性のものと同じくそのまま放っておくといつのまにか薄毛になってしまう可能性があります。
脂漏性、乾燥性、両方とも、フケが出たらすぐに対策を考えるようにしましょう。
フケが増えてしまう原因
ご自身のフケがどのようなものなのかはわかりましたか?
ではそのフケ…どうして出てきてしまったのでしょうか。
フケの原因に迫ります。
①シャンプーによる刺激
フケの原因として多いと言われるのが、シャンプーによる刺激です。
実は市販のシャンプー剤の中には洗浄力が強すぎるあまり頭皮に悪い刺激を与えてしまうものがあります。
そういったシャンプーを使い続けることで、頭皮がいつのまにか弱くなってしまうことが考えられるんです。
また、シャンプー剤だけでなくシャンプ―の方法にもフケの原因が隠れていることも。
シャンプーの時に頭皮に爪を立てたり、ゴシゴシ洗うようなやり方をしていると頭皮に傷がついてしまいます。
こうした頭皮へのダメージが、薄毛の原因につながるフケを招いてしまいます。
②紫外線の影響
頭皮は体の中で一番上にあるため、紫外線の影響を一番強く受ける部位。
でも、お顔や体の紫外線対策はしても、頭皮の紫外線ケアをしている人はなかなかいないと思います。
そういった場合は、紫外線が頭皮にダメージをもたらしていることが考えられます。
これがフケを増やす原因につながることも。
また紫外線はフケだけでなく直接的な薄毛の原因になることもあると言われています。
外に出る時はぜひ、紫外線から頭皮を守ってあげてください。
③ストレスの影響
ストレスは体のあらゆる部位に影響をもたらしますが、頭皮も例外ではありません。
ストレスが溜まると自律神経が乱れ、頭皮の皮脂の過剰分泌や、人によっては乾燥など…様々な頭皮トラブルを招きます。
フケが増えてきたと思ったら、ストレスが溜まっていないかどうかを考えてみましょう。
フケは体からのSOSを伝える役割も果たしてくれています。
特に注意が必要な時期は冬です
乾燥性のフケの原因には、ここまでご紹介した要因のほかにも外気の影響が考えられます。
空気が乾燥しているとどうしても頭皮の乾燥にもつながりますから、乾燥性のフケが増える原因になってしまうんです。
このことを考えると、フケに対して特に注意が必要なのが冬の時期です。
1年のうちで一番空気が乾燥する季節ですから、乾燥性のフケが増えがちになるこの季節。
いつもよりも丁寧に頭皮を労わってあげることが、薄毛予防の近道になります。
フケを抑えるための対策法
フケの原因がわかったら、次は対策法です!
薄毛の予防のためにもフケ対策をしっかりして、頭皮環境を整えていきましょう。
①低刺激のシャンプーを使用する
先ほど、フケの原因にはシャンプーの刺激も要因のひとつとして挙げられるというお話をしました。
ぜひこの機会にシャンプーを見直してみることをオススメします。
具体的には「アミノ酸系」の洗浄成分を採用しているシャンプーがオススメ。
アミノ酸系の洗浄成分は頭皮に近い性質を持っているため、頭皮に刺激を与えることなくサッパリと洗い上げることができます。
アミノ酸系のシャンプーはフケの予防だけでなく頭皮環境の改善や薄毛対策にも効果があるため、育毛シャンプーとしても人気があります。
アミノ酸系のシャンプーは既に薄毛が気になる人にもオススメできるシャンプーなんです。
②ストレスの解消
フケのもうひとつの原因はストレス。
ただ、現代人にとってストレスは避けがたいものです。
ですからストレスを回避するのではなく、発散する方法を考えていきましょう。
ご自身なりのストレス発散法がある人はそれでもいいですし、思いつかない場合はウォーキングやラジオ体操などの簡単な運動もオススメです。
軽い運動を生活に取り入れると、フケの改善だけでなく、血行促進によって薄毛ケアの効果も期待できます。
ぜひできることからやっていきましょう。
どうしてもおさまらない場合は医療機関へ
薄毛対策としてのフケ予防法をご紹介してきましたが、ご自身で対策をしてもフケが収まらない場合は医療機関での受診もおすすめです。
薄毛治療専門のクリニックなら、フケの原因だけでなく薄毛の状態も詳細に診断してくれます。
あなたの薄毛ケアに一番合った治療法を提案してくれるため、より早く頭皮環境の改善が期待できます。
薄毛治療専門クリニックがお近くにないという場合は、皮膚科でもフケ対策の治療を受けることができますので、そちらも探してみてください。
フケと薄毛は深く関係しています
フケと薄毛の関係について、いかがだったでしょうか。
フケが出るということは、頭皮に何らかの異常が出ているサイン。
そのまま放っておくと頭皮環境が悪化して薄毛が進行してしまうかもしれません。
ぜひ、毎日のことだからと見逃さずに、早いうちにフケ対策をしていきましょう。
毎日の頭皮ケアで、薄毛の心配がない健康な頭皮環境を目指しましょう。