産後の抜け毛はプラセンタで治せる?【真相は…】

プラセンタで産後の抜け毛は治せる?

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産後に悩まされる抜け毛。
毎日抜け行く毛を見ては、憂鬱になりますよね。
そんな抜け毛に悩む女性を中心に、産後の抜け毛対策として話題を呼んでいるのは、プラセンタです。

美容によく使われるプラセンタが、抜け毛にも効果があるのでは…と言われています。
その真相を探るべく、今回はプラセンタが産後の抜け毛にもたらす効果について検証します。

そもそも産後の抜け毛の原因とは?

産後の抜け毛の原因は、幾つか考えられますが、主な原因とされるのは以下のとおりです。

  • ホルモンバランスの乱れ

妊娠中は胎児の成長に伴って、安全な出産を迎えられるように、女性ホルモンの分泌が盛んになります。
しかし、出産後は増えた女性ホルモンが一気に低下するため、ホルモンバランスを崩してしまうのです。
女性ホルモンは髪の成長に深く関わっているため、ホルモンが低下することで、抜け毛が増えていきます。

  • ストレスによる血行不良

産後は、環境の変化や育児でストレスが溜まりがちです。
ストレスが溜まると、体は交感神経が活発になり、血管が収縮します。
その結果、全身が血行不良になり、頭皮にも栄養が届かなくなるため、抜け毛を助長してしまいます。

産後の抜け毛対策に役立つプラセンタの効果

産後の抜け毛に効果があるとされるプラセンタですが、いったいどのようなメカニズムで、産後の抜け毛に効果をもたらすのでしょうか。
まずは、産後の抜け毛対策に役立つ、プラセンタの具体的な効果について見てみましょう。

①女性ホルモンの分泌を促す

産後に女性ホルモンが低下することで、抜け毛につながることは前述しましたね。
そこで、産後の抜け毛対策として重要なのは、女性ホルモン量をアップさせることです。
プラセンタには、多くの栄養素が含まれ、作用の一つに代謝を上げて臓器や細胞などの働きを活性化させるというものがあります。
そのため、低下している女性ホルモンも分泌を促され、体内の女性ホルモン量を増加させることができます。

②ホルモンバランスを正常化させる

プラセンタには、女性ホルモンの分泌を促すほか、ホルモンバランスを正常化させる働きもあります。
産後は、女性ホルモンが減少し、バランスが乱れています。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンという2つのホルモンがあります。

この2つのホルモンがうまくバランスを取りながら、女性の身体を健康に保っているのですが、バランスが乱れてしまうと身体をはじめ髪にも影響を与えます。
ですから、プラセンタでホルモンバランスを正常化できれば、抜け毛対策にもつながると言えます。

③炎症を抑える

産後は皮膚がデリケートになっているため、普段は感じないようなものであっても、刺激を受けやすくなっていまう。
敏感な肌状態の時には、シャンプーやヘアケア用品で炎症を起こしてしまうこともあり、適切にケアしなければ、頭皮環境は悪化しやすいと言えます。

頭皮環境が悪化すれば、当然のことながら産後の抜け毛はひどく増えてしまいます。
そこで役に立つのがプラセンタです。
プラセンタには抗炎症作用があるため、万が一頭皮に炎症を起こしても、炎症を抑えることができます。

プラセンタの摂取方法

産後の抜け毛に対する、プラセンタの効果がわかりましたね。
では、プラセンタはどのように摂取すればいいのでしょうか。
産後の抜け毛対策として使用する、プラセンタの摂取法をご紹介します。

①サプリメント

プラセンタの摂取法の一つめは、サプリメントによる摂取です。
サプリメントの中に、どのくらいのプラセンタが含有されているかによって効果に違いはありますが、育児で忙しくてケアに手が回らない女性でも手軽に摂取できるというメリットがあります。

一度に大量のプラセンタを摂取することはできませんが、サプリメントなら薬局やドラッグストアでもすぐに手に入るため、忙しくて時間が取れない女性におすすめです。

②直接塗布

直接塗布する方法ても、プラセンタを摂取できます。
頭皮は顔と一枚の皮膚でつながっていますから、美容のために顔に塗るのと同様に、頭皮にプラセンタを塗布します。
そうすることで、皮膚からプラセンタの栄養成分が吸収されます。

サプリメントに比べると、直接栄養分を頭皮に届けられるので、より効果が期待できます。
プラセンタの原液も市販されているので、比較的簡単に手に入りますから、プラセンタ経口摂取したくない女性にはおすすめの方法です。
また、頭皮が乾燥しがちな女性にもいいかもしれませんね。

③注射

注射によるプラセンタの摂取は、一番効果が高いと言われています。
なぜなら、体内に直接プラセンタの原液を注入するからです。
その分、吸収も早いため効果が現われるのが早くなります。

ただし、注射で摂取するには、専門のクリニックに行って医師に診療してもらう必要があり、自費のため金額が高くなるというデメリットがあります。
病院に行く時間があり、いち早く抜け毛を改善したい女性にはおすすめです。

産後の抜け毛中にプラセンタを使用する際に確認すべきこと

患者さんとお医者さん

産後の抜け毛対策に期待できるプラセンタですが、効果があるにしても、使用する前には確認しておくべきことがあります。
効果だけを見て安易に使用しないで、注意事項などもしっかり把握しておきましょう。

①プラセンタ自体に女性ホルモンが入ってるわけではない

産後の抜け毛を減らすために、プラセンタを取り入れるのも効果的ではありますが、忘れてはいけないのはプラセンタ自体に女性ホルモンが入っているわけではないということです。
女性ホルモンの減少が、産後の主な抜け毛の原因になるので、プラセンタにホルモンの分泌を促す作用があっても、女性ホルモンが不足している状態であれば、抜け毛対策としては不十分である可能性はあります。

②アレルギーはないか

プラセンタは医薬品ではないため、副作用が起こる心配はありません。
しかし、気をつけたいのはアレルギーです。

プラセンタは、比較的安全なものではありますが、ごくまれにアレルギーを発症することがあります。
元々、アレルギー体質の人がプラセンタの摂取によって、アレルギーを発症する可能性もありますので、注意が必要です。

③赤ちゃんへの影響は大丈夫?

プラセンタを摂取することで気になるのは、産後の授乳期に赤ちゃんに与える影響ですね。
プラセンタは医薬品ではないため、基本的には産後に摂取するのは問題がありません。
ただし、前述しているとおり、プラセンタにはホルモンバランスを調整する作用があります。
1人1人の身体や体質は違うため、一概には言えませんが、プラセンタが影響して母乳の量が少なくなることも完全に否定はできません。

プラセンタはあくまで補助要員です。

いかがでしたか。
産後の抜け毛対策としてのプラセンタの有効性について、ご紹介しました。
確かにプラセンタは栄養価が高く、ホルモンを調節する作用もあり、産後の抜け毛対策として効果が期待できるものであることがわかりましたね。

でも、プラセンタは抜け毛を治療する薬ではありません。
プラセンタは、あくまでも補助的存在として捉え、過剰に期待するのは禁物ですよ。