女性の薄毛と男性ホルモンの関係性
男性ホルモンがAGAの原因になっているということは、ご存知の方も多いでしょう。
しかし、女性の場合も男性ホルモンが原因で薄毛になる可能性があることをご存知でしょうか?
今回は、女性も無関係ではない男性ホルモンと薄毛の関係について詳しく解説。また、男性ホルモンの抑制法についても併せてご紹介します!
男性ホルモンが女性の薄毛に与える悪影響
男性がAGAになるように、女性にも同じ原因による薄毛(FAGA)が発症します。
その原因とはDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれるもので、男性ホルモンの一種にあたります。
DHTは男性らしい体つきを作るためのホルモンですが、頭髪に対しては毛母細胞の働きを抑える作用があり、髪の成長を抑制してしまうのです。
このDHTは男性だけでなく、女性にも存在します。
そしてDHTの量が増えると、女性も薄毛の危険が高まるというわけです。
こんな女性は男性ホルモンが増えやすいかも
それでは、どういった女性は男性ホルモンの影響を受けやすいのでしょうか。
男性ホルモンが増えやすい女性のタイプについて見てみましょう。
①ヘビースモーカー
タバコを吸うと、男性ホルモンの分泌が増えるという研究結果があります。
ハーバード大学による調査では、タバコを吸うことで男性ホルモンは10~30%増加するという結果が出ました。
つまり、タバコをよく吸う女性も男性ホルモンが増える恐れがあるのです。
また、タバコのニコチンは末梢血管を縮小させる働きがあり、頭皮の血行を阻害してしまいます。
いずれにしても、喫煙が髪にとって良くないのは確かでしょう。
②ストレスが多い女性
DHTなどの男性ホルモンは、ストレスによっても増加することが知られています。
ストレスを受けた体は代謝が弱くなるのですが、血流量を増やすことでそれに対抗しようとする力が働きます。
この時血流量を増やすために作られるのが男性ホルモンなのです。
つまり、ストレスを受けた女性は男性ホルモンを無意識に増やしていることになります。
またストレスも末梢血管を収縮させる働きがあり、抜け毛や薄毛を誘発させやすいという特徴があります。
薄毛に悩む女性が行いたい男性ホルモン対策
このように、男性ホルモンは女性にとっても薄毛の危険を高める存在です。
では薄毛に悩む女性は、男性ホルモンに対しどんな対策を取ればよいのでしょうか。
以下で見ていきましょう。
①大豆イソフラボン
女性の薄毛は男性の場合と違って、女性ホルモンが減少することで起こるという部分が大きくなっています。
女性ホルモンが減少することで、相対的に男性ホルモンが増加するのです。
そこで大豆イソフラボンを含む大豆食品を積極的に食べることで、女性ホルモンの減少を補うことができます。
大豆イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするため、ホルモンバランスを整えて薄毛防止に役立ってくれます。
②生活習慣の改善
女性ホルモンを増やし、男性ホルモンを抑えるには、しっかりと睡眠を取ることも大切です。
夜間の睡眠中には、エストロゲンなどの女性ホルモンが活発に分泌されます。
逆に睡眠が足りなければ、女性ホルモンの分泌も減少してしまうだけでなく、ストレスを溜める原因になります。
忙しいときでも生活のリズムを整え、夜は極力睡眠時間を確保するようにしましょう。
③有酸素運動
DHTは男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びついてできるものですが、有酸素運動によってテストステロンの値を減少させることができます。
つまり日常的に有酸素運動を行うことで、男性ホルモンを減らして薄毛対策をすることができるわけです。
有酸素運動はジョギングや水泳といったものが代表的ですが、激しい運動が苦手という女性は、ウォーキングやヨガといったものも有効です。
専門のクリニックに相談するのもオススメ
薄毛が気になりだした女性は、薄毛治療専門のクリニックで相談してみるのもおすすめです。
薄毛専門クリニックなら、自分ではわからない男性ホルモンの量に関しても血液検査で調べてもらえます。
また専門家による効果的な治療法の紹介やアドバイスももらえますから、1人で悩む必要もありません。
悩んでいるなら、まずは無料カウンセリングだけでも受けてみることをオススメします。
男性ホルモンを抑制して抜け毛を抑えましょう
いかがでしたか?男性ホルモンは男性だけにあるのではなく、女性の体にも存在します。
そして男性同様に、男性ホルモンは女性の薄毛の原因にもなるのです。
そのため薄毛を改善するには、女性ホルモンの分泌を維持すると同時に男性ホルモンの量を抑えることが大切。
それには、生活習慣の改善や食事の内容に気をつける必要があります。
どうしても気になるという時は、薄毛治療専門のクリニックに相談してみましょう!