くせ毛の女性はハゲやすい!?天然パーマと薄毛の因果関係

くせ毛の女性はハゲやすい!?天然パーマと薄毛の因果関係

くせ毛はハゲるって本当?

くせ毛女性ハゲやすい…そんな噂を耳にしたことがありますか。
天然パーマが悩みの種なのに、薄毛になる可能性があると言われると不安になってしまいますよね。
でも、心配しすぎる必要はありません。

確かにくせ毛が薄毛になりやすいと噂されてはいますが、誤解もあるのです。
ですから、生まれつきくせ毛だからといって絶対にハゲるということではありません。
薄毛になる原因を正しく把握して、適切なケアをしていくことが重要です。

天然パーマやくせ毛が薄毛につながる根拠はありません

拡張器を持つ女性

まず、天然パーマやくせ毛になる原因と女性が薄毛になる原因を正しく理解する必要がありますね。
そもそもの原因が理解できれば、くせ毛がハゲにつながる根拠はないということがおのずとわかります。
さっそく、それぞれの原因を見てみましょう。

そもそも生まれつきのくせ毛はなぜ起こる?

生まれつきのくせ毛の場合、髪自体と毛穴に原因が隠されています。
髪は毛穴から生えていますが、毛穴の向きが真っ直ぐであれば髪は真っ直ぐ生えるため直毛になります。
でも、毛穴が斜めになっていると髪も曲がって生えるためくせ毛になります。

もう一つのくせ毛になる原因は、髪の構造によるものです。
髪は、タンパク質のケラチンが結合することで構成されています。
ケラチンが結合する時に曲がった状態で結合すれば、くせ毛になってしまうのです。
髪の構造は遺伝によるものなので、先天的にくせ毛が発生していまいます。

女性の薄毛の主な原因

女性が薄毛になるのにはいくつか原因がありますが、主な原因はホルモンバランスの乱れや血行不良によるものです。
女性ホルモンには髪の成長に関わる作用があるため、加齢など何らかの要因でホルモンバランスが乱れると薄毛を引き起こしてしまいます。

また、血行不良になると頭皮や髪に十分な酸素や栄養が届かなくなるため、健康な髪が育てられなくなってしまいます。
もちろん、くせ毛の女性が必ずこのような原因に陥るわけではありませんね。
ですから、くせ毛と薄毛の原因には因果関係はなく、くせ毛だからハゲるということにはならないのです。

薄毛が気になる女性はくせ毛以外に原因あり!?

薄毛が気になる女性の中には、生まれつきのくせ毛が原因で薄毛になっていると勘違いしている人も多いようです。
でも、本当は別の要因があり薄毛が進行してしまっているのです。
さらに悪化ハゲてしまわないように、これを機に正確な薄毛の原因を見つめ直しましょう。

①縮毛矯正・ヘアアイロンのかけすぎ

生まれつきくせ毛である女性は、ストレートにしたくて縮毛矯正やヘアアイロンを使っているのではないでしょうか。
髪を真っ直ぐにするという目的では有効なものですが、逆に髪に負担をかけてしまっていることも知っておく必要があります。

縮毛矯正は、強い薬剤を使って髪をストレートにします。
当然のことですが、薬液をつける度に髪はダメージを受けてしまいます。
同じくヘアアイロンも高熱を髪に当てていることになるので、過度にヘアアイロンを使いすぎると髪にダメージを与えるため薄毛の原因になります。

②不規則な生活習慣

普段の生活習慣も薄毛を引き起こす原因になります。
不規則な生活習慣を送っていると、身体は疲れやすくストレスが溜まります。
寝不足は肌にとって大敵だと言われますが、頭皮も同じ皮膚であり髪にも影響を与えるのです。

睡眠時間が極端に少ないとストレスになるほか、睡眠中に分泌される成長ホルモンの量が減少します。
成長ホルモンには細胞を活性化させたり修復させる働きがあるため、髪を健康に育てられなくなってしまいます。
不規則な生活習慣を送っている女性は、薄毛になる可能性があります。

③頭皮に負荷のかかる髪型

女性の中には、ヘアアレンジが好きな人もいますよね。
よくヘアアレンジをしている女性で、薄毛が気になる場合は髪型を見直してみましょう。

頭皮に負担がかかる髪型を日常的にしていると、髪が抜ける方向に力がかかり薄毛の原因になっているかもしれません。
毎日髪を結んでいる女性や、髪をアップにすることが多い女性は特に注意が必要です。
また、ウィッグもつけっぱなしにすることで薄毛を発症することがあります。

後天的にくせ毛になった女性は要注意!

患者さんとお医者さん

生まれつきのくせ毛と女性が薄毛になる原因には因果関係がない、とお話しましたね。
ただし、心配なのは後天的にくせ毛になった場合です。
以前は真っ直ぐな髪だったのに、なぜかくせ毛になってしまったという女性は危険信号かもしれません。

毛穴や髪の構造は生まれつき決まっていますが、髪の状態が変化したということは髪がダメージを受けている証拠です。
すでに髪がひどく傷んでいる可能性があり、頭皮環境の悪化も懸念されるためハゲになることも否めません。

女性の薄毛の対策方法

若い女性

生まれつきのくせ毛であっても後天的にくせ毛になったとしても、薄毛になっているということはそれなりの原因があるということです。
どちらにしても、薄毛が気になる場合は頭皮環境の改善につとめることが第一です。
ここでは、女性の薄毛対策法をご紹介します。

①食生活を改善する

薄毛が気になるなら、まずは栄養面から見直してみましょう。
ダイエットをしている女性もいるかもしれませんが、栄養が不足しがちになり注意が必要です。
体内に栄養が不足すると、髪にも栄養を届けることができず健康な髪を育てることは不可能です。

食事をしっかり取ることも大切ですが、栄養が偏った食事では意味がありません。
重要なのは、栄養をバランスよく摂取できる食事をすることです。

②頭皮に負荷のかかる施術は控える

縮毛矯正で髪に負担がかかることは前述しましたが、頭皮や髪に負担がかかる施術は他にもあります。
パーマは縮毛矯正同様、薬剤を使うためやはり負担がかかります。

そして、カラーリングも薬剤を使う上、タンパク質を分解して色を入れるため髪にダメージを与えます。
頭皮に薬剤が付着すると頭皮にもダメージを与えるので、薄毛が気になる場合は施術は控えましょう。
また、頭皮に負担がかかる髪型も避けるべきですね。

③女性用の育毛剤を使用する

薄毛を効果的に改善するには、女性用の育毛剤の使用がおすすめです。
育毛剤に抵抗がある女性もいるかもしれませんが、実は女性用の育毛剤はあらゆる方向から薄毛にアプローチできるためヘアケアとしては優秀なのです。

育毛を促進させるだけでなく、血行促進作用のある成分や頭皮環境を整える成分も含まれています。
ですから、薄毛を改善することも期待できるほか、抜け毛を予防することもできます。
早期の薄毛に育毛剤を使用すれば、その分早く薄毛が改善する可能性があります。

原因を正しく見極めることが薄毛改善の第一歩!

いかがでしたか。
くせ毛の女性はハゲやすいのか、くせ毛と薄毛の因果関係について検証しました。
生まれつきくせ毛だからといって、ハゲるというわけではありません。

ただし、因果関係がなくてもハゲにつながる可能性はあります。
大切なのは、薄毛になっている原因を正しく見極めることです。
しっかりと薄毛の原因を把握すれば、対策を立て薄毛を改善することができますよ。

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