ヘアカラーが女性の薄毛を引き起こす…!?
定期的にヘアカラーで毛染めをしている女性は、たくさんいますよね。
若い女性の中には、髪型同様に髪の色を変える人も多いようです。
でも、ヘアカラーによって、薄毛を引き起こす可能性があるというのを知っていますか?
ヘアカラーは薬剤を使用するため、少なからず皮膚に影響を及ぼすことが知られています。
薄毛になる前に、カラーリング時に必要な対策法を把握しておきましょう。
カラーリングによって女性が薄毛になる理由
女性は、オシャレでカラーリングする人も多いですよね。
オシャレにカラーリングしたいのに、ヘアカラーによって薄毛になると言われると、気になってしまうのではないでしょうか。
まずは、ヘアカラーが女性の薄毛を引き起こす理由を見て見ましょう。
①髪の毛が栄養不足になる
ヘアカラーは、髪のキューティクルを開いて、薬剤を染み込ませます。
キューティクルは、髪を守る上でも重要な保護部分であり、傷つけてしまうと、髪の中の水分や栄養分は、流れ出てしまいます。
キューティクルが傷ついて、髪が栄養不足になると、髪は脆くなり、切れやすくなったり、抜け毛が増たりします。
また、薬剤によって頭皮を傷つけると、髪に栄養を届かせることができなくなるため、結果的に女性の薄毛へとつながる原因になります。
②頭皮環境の悪化
健康な髪を育むためには、髪を生やす土台となる頭皮環境が悪化することは、大問題です。
一般的なカラーリングで使用されているヘアダイは、髪のメラニン色素を分解し脱色したうえで、色素を入れます。
このようなヘアダイの染毛剤は化学薬品や人工着色料などの成分でできているため、頭皮に多大な刺激を与えてしまい、ときには頭皮が炎症を起こしたり、かぶれたり、頭皮環境の悪化を招いていまいます。
また、薬剤が付着した後、キレイに薬剤を洗い流すことができていなければ、毛穴のつまりを招きます。
薬剤や毛穴のつまりで、頭皮環境が悪化すれば、健康な髪を生やすことができず、抜け毛が増えたり、弱々しい髪になり、最終的には女性の薄毛へとつながっていきます。
毛染めの種類と薄毛への影響
カラーリングによって、女性の薄毛を引き起こす可能性があることがわかりましたね。
毛染めには数種類の方法がありますが、それぞれの毛染めが、薄毛にどう影響するのでしょうか。
カラーリングの種類別に説明します。
①ヘアカラー
髪が黒い色をしているのは、メラニン色素があるためです。
ヘアカラーは、メラニン色素を分解し、色素が抜けたところに色を入れてカラーリングします。
ヘアカラーは、色に選択肢が多く、選ぶ女性が多いかと思います。
薬剤を使って、メラニン色素を分解し、着色料で色付けしているため、髪を傷めたり、頭皮に悪影響を与えてしまい、抜け毛や薄毛の原因になります。
②ブリーチ
ブリーチは、簡単に言うと、元の髪の色を抜く方法で、特に髪の色を明るくした女性は選ぶ人が多いですね。
ヘアカラー同様に、髪のメラニン色素を分解します。
ブリーチがヘアカラーと違う点は、色素を分解した後、色を付けずに脱色しているため、新しい髪が生えるまで色が変化しないところです。
色素を分解するのに、強い薬剤を使うので、髪の栄養素も失ってしまいます。
薬剤が頭皮に付着すると、頭皮が傷み、女性の薄毛の原因になります。
③ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、髪の表面をコーティングする形で色付けをします。
イメージとしては、ペンキを塗っている感じですね。
メラニン色素を分解することなく、カラーリングできるので、ヘアカラーやブリーチに比べると、髪や頭皮への負担は少ないと言えます。
しかし、色を付けるために着色料を使っているので、負担は少ないと言っても、髪や頭皮に影響を与えるため、女性が薄毛になる原因になってしまいます。
④一時着色剤
一時着色剤というのは、一時的に髪を染めたいときに使うもので、髪の表面に色を付けるだけのものです。
そのため、水で流すと簡単に落ちるのが特徴です。
ヘアカラーやブリーチなどと比べても、髪や頭皮への負担な少なく、薄毛になる可能性は低いと言えます。
ただし、着色料を使っているので、継続使用によって、頭皮や髪が傷む可能性はあります。
⑤ヘナカラー
ヘナカラーは、天然の植物が原料となっています。
毛染めの仕組みで言うと、ヘアマニキュアに似ていて、髪の表面に染料であるヘナを使って、色を付けます。
天然成分であるため、髪や頭皮に影響を与えることは、ほとんどありません。
しかし、ヘナ自体が黒い髪に着色が難しく、市販のヘナカラーの中には、着色料を混ぜているものがあります。
着色料が使用されているものは、ヘアカラー同様に髪や頭皮に影響を及ぼすため、女性の薄毛の原因になる可能性があります。
ヘアカラーをしても薄毛にならないための対策法
カラーリング剤と薄毛への影響がわかりましたね。
薄毛につながる可能性があるとは言え、それでもヘアカラーをしたいという女性もいるでしょう。
そんな時は、どうすればいいのでしょうか。
ここでは、女性がヘアカラーをしても薄毛にならないための対策法をご紹介します。
①カラーリングの期間をあける
ヘアカラーは、薬剤が髪や頭皮に悪影響を及ぼすことが分かっています。
そのため、使用すれば使用するほど、髪や頭皮には負担になるということです。
オシャレのため、定期的にカラーリングを望む女性がいるかもしれませんが、髪にとっては、良くありません。
カラーリングは継続的に使用するのを控え、間隔をあけて、頭皮や髪への負担を減らすことが薄毛対策法となります。
②正しいシャンプー法を身につける
2つ目の薄毛対策法は、正しいシャンプーを身につけることです。
ヘアカラーをした後は、いかにキレイにヘアカラーの薬剤を洗い流すかがカギになります。
ヘアカラーした後の薬剤は、しっかりとすすいで洗い流し、シャンプーの泡で頭皮に付着した薬剤を揉みだすようにします。
最後に、浮かび上がらせた汚れをしっかりと洗い流すこともポイントです。
薬剤が、髪や頭皮に付着したままになると、薄毛を招く原因となるため、正しいシャンプーは重要な対策法です。
③育毛剤で頭皮環境を整える
ヘアカラーでの薄毛対策に育毛剤の使用?と思うかもしれませんが、これも大切な対策法となります。
育毛剤の中には、育毛作用だけでなく、頭皮の保湿や抗菌などの作用もあります。
育毛剤によって、育毛を促すというよりは、保湿や抗菌作用で、頭皮環境を整えることができるため、ヘアカラーでの薄毛対策にも効果的だと言えます。
美容院でカラーリングした方が薄毛になりにくい?
市販のヘアカラーはリーズナブルなので、ヘアカラーを使って、自宅でカラーリングをする女性も多いと思います。
でも、カラーリングは美容院ですることをおすすめします。
なぜなら、市販のヘアカラーは染まりを良くするために、強い薬剤を使用していて、頭皮や髪に負担になりやすいのです。
一方、美容院なら、薬剤の強さを選ぶことができる上、頭皮には弱い薬剤を使うなど、染め方の選択肢も広がります。
さらには、専用のシャンプーで、プロがキレイにシャンプーしてくれるため、薬剤が残りにくく、髪のダメージも補修され、薄毛になりにくいと言えます。
ヘアカラーでおしゃれになったら、薄毛対策も忘れずに!
いかがでしたか。
ヘアカラーは、オシャレになることができますが、髪や頭皮を傷める可能性もあることが、理解いただけたのではないでしょうか。
でも、白髪などをカバーしたり、どうしても毛染めしたい時がありますよね。
そんな時でも、カラーリングを頻繁にすると、薄毛へ繋がる可能性は忘れず、ヘアカラーでオシャレになったら、薄毛対策も忘れずにしましょうね。