ヘアワックスと薄毛の関係について解説します
髪の毛をスタイリングする際、ヘアワックスを利用しているという女性も多いでしょう。
しかし、そのワックスで薄毛の原因を招く可能性があることをご存知でしょうか?
今回は、ヘアワックスと薄毛の意外な関係について詳しく検証していきます。
日ごろワックスをよく使っていて、最近薄毛が気になるという方は必見です!
ヘアワックスが薄毛の原因になる理由
それでは、どういう理由でヘアワックスが薄毛の原因になってしまうのでしょうか。
主な理由を2つ挙げてみましょう。
①毛穴が詰まってしまう
ヘアワックスの役割は髪の毛を固めることで、そのために多くの油分が含まれています。
しかしこの油分は髪を固めるだけでなく、毛穴を詰まらせる原因にもなるのです。
髪の毛にとって、毛穴の詰まりは大敵です。
正常に成長できなくなったり、フケやかゆみなどの頭皮トラブルを招き、引いては抜け毛・薄毛の危険も高まってしまいます。
②界面活性剤の影響
界面活性剤はシャンプーなどに含まれる洗浄成分ですが、ヘアワックスにも含まれています。
しかしこの界面活性剤は、薄毛の原因になりかねません。
その理由は、強い刺激によって頭皮環境を悪化させやすいことと、髪のタンパク質を壊しやすいということにあります。特に石油系界面活性剤や、カチオン界面活性剤を含んだものは要注意です。
ワックスを使用する際の注意点
上で見たように、気をつけないとワックスは薄毛の原因にもなってしまいます。では、どのような注意をすればよいのでしょうか。
以下で見ていきましょう。
①使用量を抑える
ワックスで薄毛にならないためには、使用量に注意することが必要です。
量が多い方がスタイリングしやすいということで、ついたっぷりつけてしまうという人も多いでしょうが、これはNGです。
また、時間が経ってつけ直したりするのも良くなく、頭皮に付いて毛穴の詰まりの元となります。
ヘアスタイルにもよりますが、ワックスは手のひらに100円玉くらいの大きさを取り、良く伸ばしてからつけるようにしましょう。
②頭皮にはつけない
前述のようにワックスが頭皮に付くと、毛穴が詰まって女性の抜け毛の大きな要因となってしまいます。
そのため、なるべく頭皮に付かないよう気を付けなければいけません。
ワックスは、できるだけ髪の先端を中心に付けていくのがおすすめ。
スタイリングを考えると根本から付けた方が安定しますが、頭皮のためには良くありません。
くれぐれも付けすぎには要注意です。
③きちんとシャンプーを行う
もちろん、シャンプーでしっかりワックスを落とすことも忘れないようにしましょう。
ワックスをきちんと落としておかないと、やはり毛穴に残って頭皮トラブルや薄毛を招く元凶になります。
ワックスを効果的に落とすには、まずは髪をブラッシングしてほこりを落とし、お湯だけで髪のワックスを流してから、シャンプーをつけて頭皮を中心に良く洗うようにしましょう。
最後によくすすぐことも大切です。
ワックスを選ぶ際の注意点
ヘアワックスの選び方にも要注意です。
気をつけたいのは、市販の比較的安価なワックス。
こうしたものには石油系界面活性剤や、パラベンなどの添加物が含まれていることが多くなっています。
これらはやはり薄毛を招く危険が高いため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
最近は頭皮に付いても安心な天然成分中心のワックスも登場しているので、薄毛が気になる方にはおすすめです。
ワックスに加えてヘアスプレーなどにも注意が必要
薄毛で注意すべきなのは、ワックスばかりではありません。
ヘアスプレーやジェルなどについても気をつける必要があります。
これらの整髪料にもやはり界面活性剤が使用されており、ワックスと同じく毛穴の詰まりやタンパク質の変性をもたらす危険があります。
ですから他の整髪料についても、頭皮に付かないようにしたりしっかりシャンプーを行うなどの対策が重要になります。
正しくワックスを使用して薄毛を回避しましょう
このように、場合によってはヘアワックスで薄毛を招く危険があります。
つけ過ぎて頭皮に残ってしまったり、シャンプーをきちんと行わないと、毛穴の詰まりやタンパク質を壊す元凶にも。
ワックスに限らず整髪料を使う際には、適量を守ってなるべく頭皮に付けないなどの注意が必要です。
そうすることで、薄毛の心配なくスタイリングを楽しむことができます。