そもそもAGAとは何?
AGA(男性型脱毛症)とは成人男性によくみられ、徐々に頭頂部や額の⽣え際の髪の⽑が薄くなっていくことが特徴の進行性の脱毛症になります。
今回はAGAについてご紹介します。
最後まで読んでみて、自分がAGAに当てはまるかチェックしてみてください。
①AGAとは
AGAが進行が悪化すると、側頭部と後頭部を除く髪の毛がほとんど抜けてしまうこともあります。
AGAの発症にはさまざまな要因があり、中でも毛髪内に存在する「DHT(ジヒドロテスとステロン)」と呼ばれる男性ホルモンの一種が影響していることがわかっています。
また、AGAは進行性の脱毛症のため、放置すると徐々に薄毛が進行していき、自然に治ることは期待できないと考えられています。
失われた毛根を再生させるのは困難なため、できる限り早い段階で専門のクリニックや病院で専門医に相談し、治療を検討することをおすすめします。
AGAセルフチェック
気になる抜け毛や薄毛の状況を、自分ですぐに確認できる簡易AGA診断です。
自分に当てはまるものにチェックをしてみてください。
①チェック診断
いくつ当てはまりますか?
・親族に薄毛の人がいる
・産毛のような細い髪の毛が最近増えた
・枕元やシャンプー時に抜け毛が多くなった
・前頭部の生え際が少しずつ後退している
・頭頂部やつむじ部分が薄く地肌が多く見えるようになった
・同年代の人と比べて自分は髪の量が少ないと思う
・脂肪分の食べ物が好きで食事のバランスが悪い
・最近ストレスが多く睡眠不足を感じている
以上8つのチェック項目の中に1つでも当てはまるものがある方は、すでにAGAを発症している、もしくは将来的に薄毛になる可能性が高いです。
すでに気になる症状が見られる場合、まずは専門クリニックを受診してみることをおすすめします。
おすすめのAGAのクリニック
②AGA治療法
現在は投薬治療が最も一般的な治療法とされていますが、AGA治療には他にも様々な方法が存在します。
AGAの主な治療法には、
内服薬…フィナステリド内服薬、ミノキシジル内服薬
外用薬…ミノキシジル外用薬
注入薬…メソセラピー
植毛
などがあり、薄毛の進行レベルが重度であればあるほど、治療にかかる費用が高く、効果を実感できるまでに時間がかかりやすくなります。
AGAを改善するには長期にわたる治療が必要なので、無理なく続けられることや、親身に対応してくれることがクリニック選びの重要なポイントと言えるでしょう。
治療法を詳しく知りましょう
先程話にあったAGA治療法の基本となる内服薬について深掘りしていきましょう。
①フィナステリド
フィナステリドはAGAの原因となる男性ホルモンの働きを阻害する作用を持つ薬です。基本的には内服薬として処方され、毎日決まった時間に服用します。
AGAの進行を抑えることが可能で、抜け毛を防ぐ効果が期待できます。後述するミノキシジルは髪を生やしやすくするための薬なので、そちらと組み合わせて処方されることも多いです。
ただし、男性ホルモンに作用する薬のため、女性が服用するとホルモンバランスが崩れて身体に悪影響が出る恐れがあります。したがって基本的に女性は使うことができません。とくに妊娠している女性は胎児にも影響があるため注意が必要です。
②ミノキシジル
ミノキシジルは髪を生えやすくするための薬です。もともとは高血圧の治療薬として用いられていた経緯があります。頭皮の毛細血管を広げることで髪に栄養を届けやすくし、毛根の細胞を活性化させます。
基本的には塗り薬として処方される場合がほとんどで、男女ともに使用可能です。ただし、女性用のほうが男性用のものよりも濃度が低いため、市販のものを買う場合にはとくに注意が必要になります。
また血圧に影響を与えるため、心臓に病気のある方や高血圧・低血圧の方、その他の持病をお持ちの方も使用する前に医師へ相談するようにしましょう。
AGA治療の注意点
AGA治療の注意点がいくつかあるので理解を深めていきましょう。
①薬の副作用についてはきちんと説明を受けましょう
正しく服用すれば薬は薄毛治療の強い味方です。しかし、副作用のリスクが一定存在することは注意しておかなければなりません。事前にきちんと説明を受け、症状が現れた場合はすぐに相談できるようにしておきましょう。
また、体質や性別、持病の有無などによっては服用できない薬もあります。医師としっかり情報共有を行い、自分に合った薬剤を処方してもらうことが薄毛治療では大切です。
②効果が出るまでには時間がかかることが多いです
薄毛治療で処方される薬は効果が出るまでにある程度時間のかかるケースが多いです。その理由の1つとして、髪の毛の生え変わりのサイクル「ヘアサイクル」が挙げられます。
薄毛治療の薬は髪への栄養補給を助けたり、必要な栄養を補給したりすることで、毛根の細胞を活性化させます。それによって、ホルモンバランスやストレスなどの要因で乱れたヘアサイクルを正常な状態へ回復させ、治療を行うのです。
しかし、このサイクルは一般的に男性で3~5年、女性で4~6年程度かけて一周すると言われています。そのため生え変わりがある程度進んで効果を実感するには期間が必要になるのです。
今すぐできる対策として、食べるものから見直してみましょう
AGA症状の進行は生活環境も原因の一部と知られています。
育毛剤など外からの対策に気をとられがちですが、身体によいものを食べて、生活習慣からAGA対策をしていきましょう。
髪を作る代表的な栄養素はタンパク質
髪の毛の99%はケラチンというたんぱく質からできています。積極的にタンパク質を摂取して髪に栄養を与えましょう。
タンパク質が多い食材としては以下の通りです。
卵
大豆製品(納豆、豆腐など)
乳製品(チーズ)
魚介類
肉(鶏肉)
カロリーを多量に摂取してしまうと髪に栄養がいきわたるわけではなく、逆に脂分が血管をつまらせて髪の毛が生えにくくなります。
脂質には気をつけて摂取してください。
髪の毛の健康を保つ栄養素はビタミン類
ビタミンAは血液循環と新陳代謝を促進し、髪の毛の健康状態を保ってくれます。
レバー
卵黄
ニンジン
うなぎ
モロヘイヤ
ほうれん草
この他にもビタミンCはストレスホルモンを抑制する働きがあり、ビタミンB6は皮脂の過剰分泌を抑える働きがあります。
これらの栄養素も意識して取り入れていきましょう。
食事でAGA症状を完全に止めることはできませんが、強い毛髪を作る栄養素をとることを心がけて、バランスのよい食生活をおくることで、進行を遅らせることは可能だと考えられます。
まとめ
薄毛の悩みは、なかなか人に相談しにくいデリケートな問題です。
いきなりクリニックを受診するのはちょっと…という方は多いと思いますので、まずはセルフ診断でAGAを発症する可能性があるかどうかをチェックしてみるといいでしょう。
当てはまる項目があった方は、まず一度当クリニックまでご相談ください。
AGAを発症すること自体決して珍しいことではありませんから、薄毛の改善法を一緒に考えていきましょう。