育毛とシステインの関係を解説します
育毛効果があるとされる成分の一つに、システインというものがあります。
システインという名前を、聞いたことがある人もいれば全く知らないという人もいるでしょう。
育毛効果があるとはいえ、どんなものであるのかを知らなければ薄毛対策に摂り入れることはできませんよね。
そこで、今回はシステインと育毛との関係について詳しく解説します。
薄毛にお悩みの方は、要チェックです!
システインとは?
育毛に効果があるとされるシステインですが、そもそもシステインというのはどんなものでしょうか。
システインはアミノ酸の一種で、たんぱく質を構成する成分です。
体内でも構成できる成分のため、安全性の高い成分と言えます。
育毛効果以外に、メラニン色素の産生を抑える働きがあるとして美白作用のある化粧品にも使用されている成分です。
システインがもたらす育毛効果
システインは具体的にどのように髪の毛に作用するのでしょうか。
まずは、システインがもたらす育毛効果について解説します。
①髪の毛を構成してくれる
システインに育毛効果があると言われる理由の一つは、システインには髪の毛を構成する働きがあるからです。
システインは髪や体毛に多く含まれているアミノ酸の一種で、髪の毛を構成する際に体内で使用されます。
髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質ですが、システインはケラチンを構成する主成分であり育毛には欠かせない成分なのです。
当然のことですが、髪を作る成分が不足してしまえば薄毛の原因につながるため、システインは育毛には欠かすことができない成分です。
②抗酸化作用
活性酵素が身体に悪影響をもたらすことは、している方も多いと思います。
そんな活性酸素は髪の毛にも悪影響を与えてしまうのですが、そこで重要なのが抗酸化作用のある成分です。
実はシステインは活性酸素の働きを抑える抗酸化作用が確認されています。
活性酵素はストレスなどの生活習慣や加齢によって増えると言われていますが、
活性酵素が増えると髪を生やす毛母細胞が酸化するほか、血管にも悪影響があり必要な栄養が頭皮に届かなくなるため薄毛の原因になります。
ですから、毛母細胞の酸化を防ぐためにも抗酸化作用が必要なのです。
抗酸化作用で血管や毛母細胞の酸化が防げれば、結果的に薄毛の改善が期待できます。
システインは食事から摂取しましょう
育毛にシステインが有効となると、積極的に摂取したいものです。
そんなシステインは食事から摂取することができます。
これを機にシステインが多く含まれる食材を把握しておきましょう。
①肉類
システインはアミノ酸の一種であるため、肉類に多く含まれています。
牛肉・豚肉、鶏肉にも豊富に含まれているため、肉類を多く摂取する人はシステインも日ごろから多く摂取できていると言えます。
また、肉類にはたんぱく質も多く含まれていて、髪の主成分はたんぱく質のケラチンであり、髪を構成するためには原材料であるたんぱく質の摂取も欠かせません。
そのため、システインとたんぱく質の両方を摂取できる肉類は育毛に高い効果が期待できます。
②納豆
納豆は昔から健康食として知られていますが、育毛にも効果が期待できます。
納豆にはシステインが多く含まれるほか、原材料の大豆には大豆イソフラボンが豊富に含まれています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きを体内で行うため、減少した女性ホルモンを増加させ、ホルモンバランスの乱れによる薄毛の改善が期待できます。
納豆はそんな大豆イソフラボンとシステインを同時に摂取できるため、育毛に有効な食材です。
③魚介類
魚介類にもシステインが多く含まれています。
システインを魚介類の摂取でオススメする理由は、肉類同様にたんぱく質が豊富な他、DHAなども豊富に含まれているためです。
DHAは血液をさらさらにする効果があり血行促進作用があるため、血行不良による薄毛改善が期待できる上、新陳代謝を促し毛母細胞の活性化も期待できます。
システインを効果的に摂取するなら育毛サプリがオススメ
システインはご紹介した食事からの摂取もいいですが、より効果的にシステインを摂取するには育毛サプリがオススメです。
育毛サプリにはシステインが配合されているのはもちろん、システイン以外にも育毛に役立つ様々な成分が配合されているため、より効果的な育毛が行えます。
また、サプリであれば毎回の食事のシステインの摂取量を過敏に意識する必要がなく、手軽に実践できます。
システインの過剰摂取には注意が必要です
システインが育毛に役立つとはいえ、摂れば摂るほどいいかと言えばそうではありません。
適度の摂取であれば育毛効果が得られるものであっても、過剰摂取すると副作用を引き起こす危険性があるのです。
システインの副作用としては、吐き気や下痢・腹痛などの胃腸障害が起こる可能性が報告されています。
ではどのくらい摂取すればいいのかということになりますが、システインの1日の推奨摂取量は体重1kgにつき15mgとなっているので、50kgの人で750mgが目安になっています。
1日1500mg以上のシステインを摂取すると過剰摂取になるので、注意しましょう。
システインを上手に摂取して育毛に役立てましょう
いかがでしたか。
育毛に役立つとされるシステインについて、理解を深めることができたのではないでしょうか。
薄毛を対策するには育毛剤などでの外側からの働きに加え、髪を作る成分を摂り入れる内側からの働きも大切になってきます。
髪を健康的に育てるためには、髪を作るシステインは必要不可欠な成分です。
今日からシステインを上手に摂取して、育毛に役立ていきましょう。