糖分の摂りすぎは薄毛の原因につながるかもしれません
砂糖たっぷりのケーキやお菓子は、女性にはとても誘惑的な食べ物です。
しかし甘いものは食べ過ぎると、もちろん体や体重にとってはよくありません。
しかもそれだけでなく、髪の毛にも重大な悪影響を与えてうことも。
今回は、糖分の摂りすぎが招く薄毛の危険について解説していきます。
普段から甘いものに目がないという方、必見です!
糖分を過剰摂取した際に起こる髪や頭皮への悪影響
糖分を摂りすぎてしまった場合、髪や頭皮にはどんな影響があるのでしょうか。考えられるものについて見ていきましょう。
①皮脂が多量に分泌される
食べ物を食べると体内でエネルギーに変換されますが、そのエネルギーの元になるのが糖質という物質です。
一方糖質が代謝される際にはビタミンB群が使われるのですが、ビタミンBは皮脂を抑制する働きがあります。
そのため、糖分たっぷりの食事をするとビタミンBが大量に使われることになり、かわりに皮脂の分泌が抑えられなくなってしまいます。
その結果、脂漏性脱毛症などを起こして薄毛の危険が増えるというわけです。
②活性酸素の増加
糖分は活性酸素の発生にも関わっています。
食事がエネルギーに変換される際に、糖質から活性酸素が生み出されるのです。
活性酸素は本来紫外線などから体を守ってくれていますが、増えすぎると逆に細胞を攻撃してしまいます。
そのため、糖分を過剰に摂取すると体内の活性酸素を増やして髪や頭皮を弱らせて、薄毛の原因になってしまいます。
③血流の悪化
糖分たっぷりの食事をすると、血液をドロドロにするリスクが高まります。
糖質は非常に粘度の高い成分で、血液中に入ると血流を悪くさせてしまうのです。
ですから必要以上に糖分を摂取すると、血行が悪くなり動脈硬化など生活習慣病を招く可能性も高くなります。
血行不良は毛根への栄養補給を阻害するため、薄毛になる確率を高めてしまいます。
糖分の摂りすぎは身体に様々な悪影響をもたらします
上でも少し触れましたが、糖分の摂りすぎは薄毛以外にも、生活習慣病などのリスクを高める原因になります。
前述のように糖分は本来エネルギーに変換される貴重な成分ですが、摂りすぎると脂肪としてため込まれてしまうのです。
その結果中性脂肪の値が増え、動脈硬化や糖尿病、メタボリックシンドロームといったさまざまな病気を発症する危険が高くなります。
薄毛が気になる人が行いたい糖分対策
それでは、糖分の摂りすぎで薄毛を悪化させないためにはどうすればよいのでしょうか。
その対策法について見ていきましょう。
①適度な運動
普段から糖分の摂取が多く、しかも運動不足という場合は薄毛が悪化する危険があります。
摂りすぎた糖分を減らすには、まず運動の習慣をつけることが大切です。
筋トレやジョギングなどの本格的な運動もよいのですが、それはなかなか大変という人も多いでしょう。
そういった人は、ウォーキングやラジオ体操などの比較的軽いものでもかまいません。
適度に体を動かすことで、糖分はエネルギーとして消費されます。
②食生活の見直し
最も大事なことは、糖分の摂りすぎを控えるということでしょう。
髪の毛はもちろん、体にとっても色々な栄養をバランスよく摂ることが大切です。
糖分だけに偏らず、たんぱく質や脂食物繊維、脂質、ビタミンといった栄養を過不足なく摂るように食事を見直しましょう。
特にビタミンBは、前述のように糖分を代謝する働きがあるため、しっかり摂りたいところ。
また薄毛対策を重視するなら、育毛に必要な栄養素が満遍なく配合されている育毛サプリを利用するのもおすすめです。
ただし糖分は身体に必要な栄養素でもあります
ここまで見てきたように、糖分は摂りすぎると薄毛・抜け毛を引き起こす原因になります。
しかしそれは、あくまでも摂りすぎた時の話。
実際は糖分は体にとってなくてはならない栄養素でもあるのです。
糖質が体を動かすエネルギー源になることは前に見た通りですが、糖分が不足すると疲労感や倦怠感、イライラといった症状や、不眠や集中力の低下などを招いてしまいます。
極端な糖分制限などは逆効果のため注意しましょう。
糖分の過剰摂取には気を付けましょう!
いかがでしたか?
このように糖分の過剰摂取は髪や頭皮に負担をかけ、薄毛や抜け毛を起こす原因になることも。
現代人の食事は糖分過多に陥りがちですが、くれぐれも砂糖や炭水化物の摂りすぎには要注意です。
薄毛だけでなく、糖尿病など生活習慣病を引き起こす場合もあります。
健康な髪と体を維持するために、普段からバランスのよい食事を心がけましょう!