産後の抜け毛期間にコラーゲンを摂取すべき理由

産後の抜け毛期間にコラーゲンを摂取すべき理由

コラーゲンで産後の抜け毛が治る…?

髪の毛をチェックする女性

産後の抜け毛を対策する方法として、コラーゲン産後の抜け毛が治る…というものがネット上でも囁かれていますね。
美容成分として効果があるものなので、期待できそうな気がしませんか。
確かに、コラーゲンは産後の抜け毛対策を補完するには効果が期待できるものです。

ただし、コラーゲンだけで抜け毛が治るということはありません。
でも、抜け毛対策としてコラーゲンを摂り入れていくことは有効手段と言えますよ。
今回は、コラーゲンを産後の抜け毛期間中に摂取すべき理由をお伝えします。

産後の抜け毛対策に役立つコラーゲンの効果

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美肌を作るイメージのあるコラーゲンですが、産後の抜け毛にはどのように作用していくのでしょうか。
まずは、産後の抜け毛対策として役立つコラーゲンの効果について見てみましょう。

①頭皮環境を改善させる

コラーゲンはもともと人間の身体に存在しているもので、内臓をはじめ皮膚にも存在しています。
特に皮膚の真皮部分は、ほとんどがコラーゲンでできているのです。

ですから、頭皮にとってもコラーゲンは欠かせないものであり、コラーゲンを摂取すれば健康な頭皮に保つことができます。
頭皮は髪を生やす土台部分なので、頭皮環境を改善することができれば結果的に抜け毛を防ぐことにつながります。

②血行を促進させる

コラーゲンを摂取すると、肌に弾力が出て柔らかくなります。
実は皮膚に弾力がなく硬くなってしまうと、周りの筋肉や血管の動きも同様に硬くなり、頭皮の血流も滞りがちになり血行不良を引き起こします。

血行不良になれば、頭皮に栄養分が届かず抜け毛が増えてしまいます。
そのため、コラーゲンを摂取して頭皮が柔らかくなれば結果的に血流を改善することができ、産後の抜け毛の対策につながるのです

コラーゲンを多く含む食べ物

コラーゲンが産後の抜け毛対策にいいとしても、どんな食品に多くコラーゲンが含まれているか知らなければ意味がありませんよね。
コラーゲンは、動物性のものと海洋性のものがあります。
ここでは、積極的に摂り入れていきたいコラーゲンが含まれる主な食べ物を列挙します。

  • 動物性食品

鶏軟骨、牛すじ、モツ、レバー、手羽先、豚足など

  • 海洋性食品

フカヒレ、鮭、アジ、イワシ、エビ、うなぎ、ブリ、サンマなど

産後にコラーゲンと合わせてとりたい栄養素

栄養分を産後の抜け毛対策として考えるなら、コラーゲン以外にも積極的に摂り入れたい栄養素があります。
ビタミン類は身体にとっても必要なものですし、とりわけビタミンCはコラーゲンを安定させるのに重要な役割を持つビタミンとされています。

また、大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをすることが知られていて、産後のホルモン低下による抜け毛対策としては必須の栄養素です。
さらに、亜鉛を摂取すれば新陳代謝や細胞分裂を促進させることができるため、抜け毛を防ぎ健康な髪の成長へと導きます。

産後の抜け毛対策にいい!コラーゲン入りのレシピ

コラーゲンが、どのような食べ物に多く含まれているかがわかりましたね。
では、コラーゲンが含まれる食材を使っておいしく産後の抜け毛が対策できるようにレシピを3つご紹介します。

可能であれば上記で紹介した一緒に摂るといい栄養素も摂取できるレシピをお願いします。

①牛すじ豆腐煮込み

牛すじ豆腐煮込み

牛すじをメインの食材として使ったレシピは、効果的にコラーゲンを摂取できます。
中でも煮込み料理は一緒に色々な食材を取り入れやすいので、おすすめです。

特に豆腐を使えば大豆イソフラボンも同時に摂取できるため、さらに産後の抜け毛対策の効果がアップします。
また、緑黄色野菜などを使用すると各種ビタミンも摂取できます。

牛すじ豆腐煮込みのレシピはこちら

②銀鮭チャウダー

銀鮭チャウダー

鮭には多くのコラーゲンが含まれいるのですが、特に皮と身の間に多くコラーゲンが含まれています。
こちらのレシピでは、鮭の身だけでなく皮も同時に摂取できるため産後の抜け毛対策としておすすめできます。

また、玉ねぎや人参にはビタミンCやビタミンAも含まれているため、コラーゲンを安定させ健康な髪を作る補助的な役割も期待できます。

銀鮭チャウダーのレシピはこちら

③手羽先と大豆の煮込み

手羽先と大豆の煮込み

手羽先にコラーゲンが多く含まれているのはもちろんですが、その他に注目すべき食材が大豆です。
大豆には大豆イソフラボンも含まれていますし、亜鉛も含まれています。

ですから、手羽先と同時に大豆を摂取できる料理では、産後の抜け毛を防ぎ新陳代謝や細胞の活性化を促し健康な髪を生えやすい状態に導きます。
さらに、人参などの野菜でビタミンの摂取も可能です。

手羽先と大豆の煮込みのレシピはこちら

産後の抜け毛期間中のコラーゲン摂取に関する注意点

コラーゲンが産後の抜け毛に良くても、摂取するには注意すべきことがあります。
実際に摂取する前に、注意点をしっかり把握しておきましょう。

①摂取量を急激に増やさない

産後の抜け毛対策としてコラーゲンを摂り入れるのはいいですが、抜け毛が気になるからといって摂取量を急激に増やすのはやめましょう。
過剰にコラーゲンを摂取しても、体内でコラーゲンとして存在し続けるわけではありません。

コラーゲンは体内でアミノ酸に分解されます。
分解された後、過剰になったものは脂肪分となってしまいます。
その結果、体内のバランスが崩れ肌トラブルなどを引き起こしやすくなります。
コラーゲンを摂取しても排出できる量は決まっているので、急激に摂取量を増やしてはいけないのです。

②食べ合わせに注意

せっかく抜け毛対策としてコラーゲンを摂取するのに、効果を低下させるのは禁物です。
ですから、効率よくコラーゲンを摂取するためにも一緒に摂取するのを避けたいものがあります。

糖質はコラーゲンと一緒に摂取すると、糖化現象が起こってしまいます。
コラーゲンが糖化してしまうと硬くなり、コラーゲンで与えられるべき肌への弾力性が失われてしまいます。
また高脂肪にも注意が必要で、高脂肪分は身体の酸化を防ぐ抗酸化作用物質を多く消費し、頭皮の老化を進めてしまうためコラーゲンを摂取しても効果が減少します。

③タンパク質のアレルギーがある場合は注意

コラーゲンを摂取する際に最も注意したいのは、アレルギーです。
実は、コラーゲンはタンパク質の一種なのでタンパク質自体にアレルギーを持っている人は気をつけなければいけません。

タンパク質は身体を構成している成分ではありますが、タンパク質を摂取することによって健康に影響を与える可能性のある人はコラーゲンの摂取も控えましょう。
特に普段から鶏肉や鶏卵にアレルギーがある人は、摂取するのは避けるべきです。

コラーゲンをうまく摂取して産後の抜け毛対策を

いかがでしたか。
コラーゲンだけで抜け毛が治るということはないにしても、産後の抜け毛にコラーゲンが有効であることはご理解いただけたと思います。

うまく摂取していけば、コラーゲンで産後の抜け毛を改善することは可能です。
今現在、産後の抜け毛対策に悩んでいる人は、食事にコラーゲンを摂り入れてみてはいかがでしょうか。

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