帝王切開で産後の抜け毛が増えるって本当?

帝王切開が産後の抜け毛に影響することはない

手を交差させる女性

産後に抜け毛が増えることは、経験する女性が多いためご存知の人も多いですよね。

その中でも、普通分娩よりも帝王切開のほうが抜け毛の量が多いという噂があります。

でも、実は帝王切開だからといって産後の抜け毛の量や期間に影響を与えるという根拠はありません。
帝王切開を控えた女性や、すでに帝王切開で出産した女性もあまり心配しなくて大丈夫です。

そもそも産後に抜け毛が起こる原因って?

考える女性

そもそも産後に抜け毛が起こる原因は、女性ホルモンが減少するためです。
女性ホルモンには髪の成長に関わる作用があるため、減少するとヘアサイクルが乱れて抜け毛が増えてしまうのです。

妊娠中は胎児を守るために、出産が終わるまでの間は女性ホルモンが大量に分泌されています。
しかし、出産が終わると増えていた女性ホルモンは通常の状態に戻るため減少します。

このように産後の抜け毛の原因は女性ホルモンの減少によるものであって、帝王切開がホルモンバランスに影響を及ぼすことはありません。

帝王切開によって産後の抜け毛が増えると言われるのはなぜ?

赤ちゃんと母親

産後にの抜け毛の原因が、女性ホルモンが減少することで起こることがわかりましたね。
では、ホルモンバランスに影響を及ぼすことがない帝王切開によって、なぜ産後の抜け毛が増えると言われるのでしょうか。
その理由を見てみましょう。

①帝王切開は高齢出産に多い

普通分娩では危険だと判断された場合に、帝王切開が選択されますよね。
一般的に、帝王切開を行うのは高齢出産であるほど割合が高くなります。

年齢が高いほど加齢によって子宮の機能が低下していますから、もともと女性ホルモンの分泌は若い年代に比べて少なくなっています。
ですから、出産を終え元の身体に戻った時に女性ホルモンの分泌が少ない可能性が高く、抜け毛期間が延びることがあります。

もちろん、抜け毛期間が延びる理由は帝王切開であることが関係しているわけではなく、出産の年齢による影響だと考えられます。

②麻酔の副作用だという勘違い

帝王切開で産後の抜け毛が増えると言われる理由に、麻酔の副作用が関係しているからだというものがあります。
でも、それは大きな間違いです。

そもそも、麻酔に抜け毛を誘発するような副作用はありませんし、麻酔薬はすぐに尿とともに排出されます。
麻酔の副作用によって抜け毛が増えたと勘違いする人もいますが、そんなことはありません。

③手術による身体への負担

帝王切開は身体にメスを入れるため、大きな負担がかかります。
術後は傷口の痛みもあり、身体はかなり疲労している状態です。

自分では意識していなくても、疲労や痛みによって身体はストレスを感じています。
ですから、帝王切開後のストレスによって抜け毛を助長させてしまう可能性はあります。
ただ、普通分娩であっても痛みや疲労があることに変わりはありませんから、帝王切開でストレスを感じたから抜け毛につながるという理由にはなり得ません。

帝王切開は関係ない!産後の抜け毛を長引かせる本当の要因

泣く赤ちゃんとあやす母親

帝王切開だから、産後の抜け毛が増えるわけではないというのがわかりましたね。
実は、産後の抜け毛を長引かせる理由は帝王切開以外にあるのです。

悪化を防ぐためにも、産後の抜け毛を長引かせる可能性のある本当の理由をちゃんと把握しておきましょう。

①育児によるストレス

子どもが生まれて嬉しい反面、産後は一気に環境が変わるためストレスに感じることも少なくありません。
慣れない育児や、思い通りに事が運ばないことにイライラを募らせるお母さんも多いのではないでしょうか。

小さなストレスが積み重なると、身体に負担がかかり不調が現われるようになります。
ストレスによって血管が収縮して血行が悪くなると、頭皮に栄養が届かなくなり抜け毛を増やしてしまうのです。

②栄養不足

産後は体調がすぐれないこともよくありますね。
中には、食欲がないという女性もいるかもしれません。
また、育児に追われて食事がしっかりとれないという女性もいたり産後は栄養不足になりがちです。

髪は食事から摂取した栄養によって作られているため、栄養が不足すると健康な髪は育めなくなります。
さらに授乳中であれば母乳に栄養が使われるため、なおさら栄養不足を招いてしまいます。

③他の脱毛症の併発

産後の抜け毛の主な原因はホルモンバランスの乱れによるものですが、抜け毛の原因はそれ以外にもあります。
もしかすると、円形脱毛症などの抜け毛を招く他の病気が隠れている可能性も否定はできません。

たまため、産後の抜け毛期間中に他の脱毛症が併発する例もあり、それが要因となって抜け毛期間が延びているかもしれません。

産後の抜け毛期間を短くするにはどうすればいい?

髪を見る女性

産後に誰もが起こりうる現象だとしても、抜け毛が多いと気になりますし嫌なものですよね。
では、産後の抜け毛を短くする手はあるのでしょうか。
ここでは、産後の抜け毛期間を延ばしてしまう要因を踏まえて対策法をご紹介します。

①育児の悩みを一人で抱えこまない

子どもを守るため、一人で奮闘する女性がほとんどだと思います。
何でもこなせる女性は素敵ではありますが、人間は全てのことを一人でするのには限界があります。

育児するうえで、悩みがある時もあるでしょう。
でも、悩みを自分だけで解決しようとすると、身体はどんどんストレスを溜めていってしまいます。
それでは、髪にも悪影響を及ぼします。

ですから、育児の悩みは一人で抱えこまないで周りの誰かに相談するようにしましょう。
抜け毛期間を短くするためには、ストレスを軽減させることが重要なポイントですよ。

②栄養バランスのとれた食事を心がける

健康な髪を育てるためには、栄養分をしっかりとることが大切だと前述しましたね。
きちんと食事をとるのはもちろんのこと、栄養のバランスも考えて食事をとるように心がけましょう。

産後の抜け毛はホルモンバランスの乱れが主な原因ですから、特に女性ホルモンを増やすことを意識する必要があります。

そこでおすすめなのは、大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、摂取することが重要です。

③女性用の育毛剤を使用する

内側から栄養分を頭皮に届けることも重要ですが、直接頭皮に栄養成分を与えることも抜け毛対策には重要です。
女性用の育毛剤は、抜け毛を防ぎ薄毛を改善させる有効成分が配合され、女性特有の髪の悩みにアプローチできます。

添加物を含まず天然由来の成分で作られた育毛剤であれば、刺激に敏感な産後の頭皮にも使える上、母乳にも影響がないのでおすすめです。

帝王切開と産後の抜け毛に因果関係はありません!

いかがでしたか。
産後の抜け毛はホルモンバランスの乱れが原因であることが、ご理解いただけたのではないでしょうか。

帝王切開であっても普通分娩であっても、産後のホルモンバランスには関係がなく帝王切開による出産だけが抜け毛が多くなるというわけではありません。
抜け毛期間を短くするために重要なのは、原因を知って正しく対策することです。
そのためにもしっかり栄養をとって、ストレスをうまく解消しながら育児に励みましょう。