ロングヘアだと抜け毛が増える!?
きれいなロングヘアは、誰しも憧れるものですよね。
妖艶で女性らしさを強調ロングヘアですが、抜け毛が増えるのでは…という話もあります。
でも、ロングヘアだからといって必ず抜け毛が増えるということではないので、心配しすぎる必要はありません。
ただし、ロングヘアにすることで可能性として抜け毛を増やすリスクがあるということは否めません。
ロングヘアだから髪の毛が抜けるというのは勘違い?
では、ロングヘアにすると髪が抜けるというのは勘違いなのでしょうか。
もちろん、何らかの理由によって抜け毛が増えていることを除けば、長髪であれ短髪であれ、抜け毛の量に差はありません。
ただ、抜け毛の見た目の量には差があります。
ショートであれば髪が短い分、抜け毛が少なく見えますね。
一方、長髪であれば例え数本の抜け毛であっても抜けた毛が目立つ分、多くの抜け毛があるように感じてしまいます。
長髪がもたらす抜け毛のリスクとは
ロングヘアにすることで、抜け毛が増えるリスクがあることについて先ほど触れましたが、ここではもう少し掘り下げて説明します。
①頭皮の蒸れ
頭皮は髪が密集していて風も通しにくいことから、もともと蒸れが生じやすい場所です。
加えて、ロングヘアであれば髪が頭皮に貼り付く形になり、さらに頭皮が蒸れやすくなります。
なぜ頭皮が蒸れると抜け毛につながるのかというと、風通しが悪くなり細菌が発生しやすくなるからです。
細菌の影響で炎症を起こしたり、頭皮環境が悪化すると抜け毛が増加することになります。
②髪の重みによる頭皮への影響
髪は意外に重みのあるものです。
普段ロングヘアばかりの女性は気づきにくいかもしれませんが、髪を切ると重量があることが納得できると思います。
ですから、ロングヘアは短い髪に比べても重みがあることになります。
髪の重みをずっと頭皮が支えているので、頭皮にはかなりの負担がかかっています。
頭皮への負担を考えると、ロングヘアのほうが頭皮に影響を与えるため抜け毛が増えてしまうリスクがあります。
③シャンプーの洗い残し
シャンプーは頭皮を清潔に保つためのものですが、洗い残しがあると逆に頭皮に汚れが付着した状態になり頭皮環境の悪化を招きます。
ショートであれば地肌が触れやすく頭皮が洗いやすい上、すすぎも楽にできるのでシャンプーを洗い残すことはほとんどありません。
それに比べてロングヘアは地肌が触れにくく頭皮が洗いにくいのに加え、特にうなじ部分などの見えない部分にシャンプーの洗い残しが多くなる可能性があります。
④髪が乾ききらない
シャンプーの後濡れたままでは、雑菌などが繁殖しやすくなるためドライヤーで乾かすことは頭皮や髪を守るためにも重要なことです。
ただ、ドライヤーの熱風は当てすぎることで頭皮や髪に悪影響を及ぼす可能性もあります。
ですから、ドライヤーの時間が短いほどダメージが最小限に抑えられることになり、当然ですがショートのほうがリスクは少なくなります。
かといって、髪が乾ききらない状態で放置することも雑菌を増やす可能性があり良くありません。
ロングヘアの場合は、髪が乾ききらないことでも抜け毛のリスクにつながってしまい、女性の薄毛の原因になってしまいます。
ロングヘアによる抜け毛の防止策
ロングヘアによる抜け毛のリスクがわかりましたね。
でも、たとえ抜け毛リスクがあってもやっぱりロングヘアがいいという女性もいるでしょう。
そんな時は、次に紹介する抜け毛防止法を試してみましょう。
①髪の毛の縛り方を工夫する
髪をアレンジしてアップのヘアスタイルにしたり、作業上髪を縛る必要があるロングヘアの女性もいると思います。
たまになら問題はありませんが、それが毎日なら頭皮や髪に負担がかかるため工夫しなければなりません。
髪に重さがあることを前述しましたが、重量によって頭皮に与える影響と同様にきつく髪を縛りすぎると、髪が抜ける方向に力がかかるため頭皮に負担がかかってしまいます。
対策法として、髪を結ぶときは強く縛りすぎないことはもちろん、できれば常に同じ髪型にはしないのがおすすめです。
②分け目を変える
ワンレンなど、毎日同じ部分で分け目を作っているロングヘアの女性は注意が必要です。
分け目部分には髪の重さが集中的にかかるので、抜け毛が増えて分け目から薄毛が進行することがよくあります。
抜け毛を防止するためには、毎日分け目を変えることがポイントです。
大幅に分け目を変える必要はありませんが、数ミリでも毎日分け目を変えて同じところに力が集中しないようにしましょう。
③正確にシャンプーを行う
シャンプーは頭皮を清潔に保つために毎日行っていても、正しく行われていなければ意味がありません。
これを機に、シャンプー法を見直してみるほうがいいかもしれませんね。
抜け毛を防ぐためのポイントは、頭皮の汚れを落とすためにすすぎをしっかり行うことです。
そして、頭皮を傷つけないためにも爪を立てずに指の腹を使って、優しくマッサージするように洗うことが大切です。
④帽子をかぶるのを控える
頭皮の蒸れが細菌の繁殖を招き、頭皮環境を悪化させることは前述しましたね。
ロングヘアは頭皮が蒸れやすいこともあり、できるだけ頭皮が蒸れないように心がけなければなりません。
オシャレで帽子をかぶるのが好きな女性もいるかと思いますが、帽子は頭皮にフタをする形になるため風が通らず蒸れやすいものです。
蒸れによる抜け毛を防ぐためにも、できるだけ帽子の使用は控えましょう。
⑤正しいドライヤー方法を身につける
洗髪後は雑菌繁殖を防ぐためにドライヤーで乾かすことは必須ですが、正しいドライヤー方法を身につけないとダメージを与え抜け毛を助長してしまいます。
ポイントは、できるだけドライヤーの時間を短縮し熱を当てすぎないことです。
そのためには、まずタオルドライをしっかりとしてドライヤーの前に水気を切っておくことが重要です。
そして、ドライヤーは頭皮に近づけすぎず10cmほど離したところから同じところに集中させず、万遍なく当てるようにしましょう。
ドライヤーを正しく行うと女性の薄毛対策にもなります。
ロングヘアによる抜け毛、気にしすぎるのも厳禁です
いかがでしたか。
ロングヘアによる女性の抜け毛のリスクと対策法をご紹介しました。
確かに、ロングヘアには抜け毛を招くリスクはありますが、ロングヘアだからといって抜け毛が増えるということにはなりません。
気をつけていれば抜け毛を悪化させる心配はないですし、抜け毛が少し多くても普段の生活に気をつけて対策をすれば問題はありません。
逆に気にしすぎることでストレスになってしまうこともありますから、あまり気にしすぎるのも考えものですよ。