病気が原因で抜け毛は起こるの?
女性にとって髪の毛は命とも呼べるくらい大切なものですよね。
抜け毛が増えてしまうと、薄毛になってしまうのではないかと不安になってしまうこともあるかと思います。
でも、実は抜け毛の多さで心配すべきはそこではないかもしれません。
というのも、女性の抜け毛は病気が原因で起きることもあるからなんです。
もしかすると体からのSOSが抜け毛の量に表れているかもしれないんですよ。
今回は抜け毛を引き起こす病気について詳しくご紹介していきます。
もし当てはまる項目が見つかった女性は、早めに治療を始めましょう!
女性の抜け毛を引き起こす病気
では早速、女性の抜け毛を引き起こす可能性のある病気をご紹介します。
放っておくと悪化することもありますから、心当たりのある女性は早めに対処するようにしてくださいね。
卵巣の病気
女性の抜け毛が増加する原因としてひとつめにご紹介したいのが、卵巣の病気です。
卵巣はホルモンバランスを維持するために重要な器官です。
卵巣に腫瘍ができたり機能不全になったりすると女性ホルモンの分泌量が低下することがあるのですが、この女性ホルモンは健康な髪の毛を維持するのに必要不可欠な成分なんですね。
卵巣はホルモンバランス以外にも女性としての機能を果たすために大切なものですから、ぜひ大切にしたいものです。
甲状腺機能低下症
甲状腺は人間の新陳代謝をつかさどる器官なのですが、ここに異常が起きることでも抜け毛が増える可能性があります。
甲状腺からは甲状腺ホルモンという物質が分泌されるのですが、甲状腺の機能が低下すると甲状腺ホルモンの量も減ってしまうんですね。
女性ホルモンの量が減るのと同じで、甲状腺ホルモンが減ることでもホルモンバランスの乱れが起きます。
それによって薄毛が増えてしまうことがあるんですよ。
鉄欠乏症貧血
女性の中には貧血気味の人も少なくないかと思いますが、貧血の中でも鉄分が不足するタイプはちょっと注意が必要です。
血液中の鉄分はヘモグロビンという場所に多く含まれるのですが、ヘモグロビンは体中に酸素を運ぶ大切な役割を果たします。
もし鉄分が欠乏してしまうとヘモグロビンが正常に働かなくなってしまうので、酸素を十分に行きわたらせることができません。
すると頭皮や毛根が弱ってしまうため、抜け毛につながってしまうというわけなんですね。
また鉄分はコラーゲンの合成にも関わっていると言われています。
髪の毛を作るためにはコラーゲンも大事な要素ですから、この視点から考えても鉄分の欠乏は髪の毛にとって天敵と言えるんです。
膠原病
膠原病も女性の薄毛を引き起こすことのある病気です。
膠原病は難病指定がされている免疫系統の病気。
1万人に1人という割合で発症すると言われていて、治療が非常に難しいとされています。
症状としては大量の抜け毛があったり、他には微熱や手足のしびれ、関節痛やリンパ腺の腫れなどがあります。
抜け毛以外にもこうした症状が見られる女性は、すぐに病院を受診することをおすすめします!
栄養障害
髪の毛を作るためには、髪の毛の材料となるタンパク質やその他の栄養素を毛根までしっかり送り届ける必要があります。
ということは、血液中に栄養素がしっかり入っていないと健康な髪の毛はできませんよね。
抜け毛の原因は血液中の栄養が足りていないことにもあるのかもしれません。
もし食事の栄養には気をつけているのに抜け毛が治まらない、という女性は、内臓の機能低下により栄養が十分に吸収できていない可能性があります。
胃腸が弱まっていたり消化酵素が充分に分泌されないなど、色々な可能性が考えられますので、抜け毛が異常に多いという女性は内臓疾患も疑ったほうがいいかもしれませんね。
病気が原因で増える女性の抜け毛の特徴!
女性の抜け毛が増える可能性のある病気をご紹介してきましたが、通常の抜け毛と病気の時の抜け毛と、どうやって区別したら良いかわからない人もいるかもしれませんね。
病気によって抜け毛が起きる場合の特徴としては、急に大量に抜けだすケースが多いようです。
抜け毛以外にもフケが異常に出たり、頭皮だけでなく全身の倦怠感や微熱など体のあちこちに不調が出たり…
普段とは明らかに異なる状態が出たら、何らかの病気が隠れているサインかもしれません。
自然脱毛と異常脱毛の違い
体の不調以外にも自然脱毛と異常脱毛が区別できる方法があります。
ポイントは、抜け毛の状態を観察すること。
詳しくご紹介しますね。
自然脱毛
髪の毛にはヘアサイクルというものがあり、生えてきた髪の毛はある程度伸びると成長が止まり、その後しばらくすると自然に抜けていきます。
何センチ以上まで髪の毛が育つかには個人差がありますが、概ね10センチ以上の抜け毛であれば自然脱毛によって抜けた髪の毛と思われますので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。
ちなみに、成長していく途中で美容院などでカットした髪の毛は、ハサミで切った切り口ができます。
生えてから一度もカットしていない髪の毛は先端が尖っていますから、その部分を見て区別してください。
異常脱毛
ヘアサイクルによるものではなく病気などで異常脱毛が起きる場合は、まず抜け毛の長さがかなり短くなります。
髪の毛は平均で1ヶ月に1㎝くらい伸びますから、仮に1㎝くらいの抜け毛があった場合、その髪の毛は1ヶ月しか寿命がなかったということになりますよね。
1~2本であれば問題ないのですが、こうした短い髪の毛が大量に抜ける場合は、異常脱毛を疑ってみてください。
また、抜け毛の毛根部分が細く痩せている場合も毛根に異常が出ている可能性が高いです。
異常が出た時にすぐ気付けるように、普段から抜け毛の状態をよく観察しておくといいかもしれませんね。
早期の受診を心がけよう!
自然脱毛か異常脱毛かを見分ける方法もご紹介しましたが、やっぱりご自身で完全に診断をするのは難しいことですよね。
ぜひ、少しでもおかしいと感じたら病院で正しい診断を受けるようにしましょう。
もし膠原病などの厄介な病気が潜んでいた場合、早期の発見があなたの命をも救うことになるかもしれません。
受診したけれど大したことなかった!という場合も、心配事がひとつ減るわけですからストレスもなくなりますよね。
どうか恥ずかしがらずにプロの診察を受けましょう!
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女性の抜け毛は病気のサインかも!
女性の抜け毛と病気との関係について、いかがだったでしょうか。
もしかすると抜け毛の増加は髪の毛があなたに教えてくれた病気のサインかもしれません。
自宅でのケアや生活習慣の改善で治る抜け毛の症状もありますが、しばらく経っても一向に良くならなかったり、体の不調も伴う場合はぜひ一度病院に行ってみましょう。
髪の毛の状態から体の声に耳を傾けて、明るく健康な毎日を手に入れてくださいね。