牽引性脱毛症は治療できる?原因と対策方法まとめ

牽引性脱毛症は治療できる?原因と対策方法まとめ

牽引性脱毛症って治らないの?

女性を悩ませる薄毛の原因は様々ですが、その中に牽引(けんいん)性脱毛症というものがあります。
ヘアアレンジを多くする女性ならではの脱毛症である、牽引性脱毛症
あまり耳慣れない脱毛症だし、何となく治りにくそう…
対策もなさそうだと思う女性もいるかもしれませんね。

でも、しっかりと治療や対策をすれば治る可能性は高いんですよ。
今回は牽引性脱毛症の原因と対策に迫っていきます。

牽引性脱毛症ってなに?

考える女性

対策を考えるには、原因を知ることからですよね。
まずは牽引性脱毛症とは何かを簡単にご説明しましょう。

牽引性脱毛症は、髪の毛を強く引っ張ることによって薄毛になってしまう症状のこと。
同じ分け目を続けたり髪を縛る時間が長かったりした時、分け目や生え際の髪が薄くなってしまったという経験はありませんか?
それも牽引性脱毛症のひとつなんですよ。

女性はヘアアレンジなどで髪の毛を引っ張る機会が多いため、牽引性脱毛症の割合が男性よりも多いと言われています。
10代の若い女性でもなってしまうことがあり、全年齢に対して注意が必要と言えるんですね。

牽引性脱毛症はなぜ起こる?

でも、髪の毛を引っ張るだけでどうして薄毛に…?
抜いているわけではないし、薄くなる理由はなさそうですよね。

実は、抜けるほどの強さではなくても髪の毛を引っ張ると頭皮は少なからずダメージを受けます。
さらに引っ張る時間が長いと頭皮が緊張して血行が悪くなってくるんですね。
頭皮の血行が悪くなると髪の毛に栄養が行き渡らなくなりますから、何も対策をしないと髪の毛はどんどん弱くなってしまいます。

これが牽引性脱毛症の原因とされているんですよ。

牽引性脱毛症になりやすい髪型

ヘアアレンジが原因のひとつとなる牽引性脱毛症。
では、特に牽引性脱毛症になりやすい髪型はあるのでしょうか?

①ポニーテール

ポニーテールは髪の毛をひとつにして高く結い上げるスタイルですが、生え際の髪の毛が強く引っ張られるため牽引性脱毛症の原因になりやすいと言われています。
高い場所で結ぶと下に行こうとする力が加わりますから、下のほうで結ぶよりも髪の毛への負担は大きくなってくるんですね。

②編み込み

パーティシーンなどで大活躍する編み込みですが、あまり強く編み込んでしまうとやはりその部分の髪の毛が引っ張られる原因になります。
毎日編み込みをする女性は少ないかもしれませんが、編み込みのヘアアレンジをしたい時はできるだけ緩くするように心掛けることをおすすめします。

③お団子

意外かもしれませんが、お団子ヘア―も牽引性脱毛症になりやすい髪型と言えます。

お団子の作り方にもよりますが、大抵はお団子を作る時にきつく髪を結びますよね。
その時に髪の毛を強く引っ張ることになりますし、ピンでまとめる時にも頭皮に負担がかかります。
あまり毎日お団子ヘア―にするのは避けたほうがいいかもしれませんね。

牽引性脱毛症を悪化させるヘアアレンジ

牽引性脱毛症になりやすい髪型をご紹介してきましたが、ヘアアレンジの仕方によってはさらに薄毛を悪化させている可能性もあります。
どういう事なのか、詳しくご説明しますね。

①エクステの使用

エクステは髪の毛に人工毛をつけるヘアアレンジ。
お手軽に髪型を変えられるので若い女性にも人気がありますよね。

でも、エクステをつけるとその部分の髪の毛だけ強く引っ張られることになります。
長い時間続けていると頭皮に負担がかかって牽引性脱毛症を悪化させてしまう可能性があるんですよ。

②ヘアアイロンの使用

ヘアスタイル作りにヘアアイロンを活用している女性は多いかもしれません。

でもヘアアイロンをかける時って髪の毛を強く引っ張りますよね。
しかも高温ですし、髪の毛へのダメージがダブルでかかってしまうと思いませんか?
あまり毎日続けると牽引性脱毛症を悪化させたり、いつまで経っても治らない…ということになってしまうかも…

③分け目がいつも同じ

これは経験がある人もいると思いますが、分け目をずっと同じにしているとその部分が牽引性脱毛症になる可能性が高くなります。
毎日同じ場所に負担がかかることで薄毛になってしまうというイメージですね。
頭皮や髪を労わるためにも、時々分け目を変えるようにするといいかもしれませんよ。

牽引性脱毛症の対策方法

髪を確認するお風呂上がりの女性

牽引性脱毛症の原因を色々ご紹介してきました。
せっかくのオシャレが牽引性脱毛症の原因になってしまうことがあるなんて…

でも、原因がわかれば対策も立てられるということ。
牽引性脱毛症の対策方法をご紹介します!

①髪型を変える

牽引性脱毛症の原因の多くは、髪を引っ張る髪型を長く続けてしまうことです。
ですから、こまめに髪型を変えることは牽引性脱毛症の予防や緩和対策に役立つんですよ。

もし毎日決まった髪型を続けなくてはいけないという女性は、帰宅したらすぐに髪の毛を解くことも対策のひとつとして有効です。
1日の中で髪の毛を引っ張る時間が短ければ短いほど、牽引性脱毛症のリスクは低くなりますよ。

②育毛剤を使用する

薄毛対策と言えば育毛剤!
牽引性脱毛症にも育毛剤は有効な対策になるんですよ。

育毛剤の役割のひとつに、血行促進があります。
牽引性脱毛症は髪の毛を引っ張ることでその部分の血行が悪くなってしまうことが原因でしたよね。
女性用育毛剤ならこの原因にアプローチしてくれるので、牽引性脱毛症の対策としても一役買ってくれます。

分け目や生え際など、気になる部分に集中的に使ってみてください。

③頭皮マッサージをする

頭皮の血行を促進するためにはマッサージも効果的な対策。
頭皮全体の血行が良くなると髪の毛も生き生きしてきます。
牽引性脱毛症の予防や対策だけでなく、美しい髪の毛を作るためにも頭皮マッサージはオススメなんですよ。

頭皮を両手でやさしく包んで、こめかみから頭頂部に向かって頭皮を押し上げるイメージでマッサージしてみてください。
頭皮全体を労わるイメージでやってみると、薄毛対策だけでなくリラックスにもつながります!

正しく対策すれば牽引性脱毛症は治ります

牽引性脱毛症の原因と対策について、いかがだったでしょうか。
最初は聞き慣れない言葉だったかもしれませんが、しっかりイメージすることができましたよね。

もしご自身に牽引性脱毛症の心当たりがあったとしても、焦る必要はありません。
正しい対策を続けていけば牽引性脱毛症はきっと改善に向かっていきますよ。

毎日コツコツと対策ををして、分け目や薄毛の気にならない綺麗な髪の毛を取り戻してくださいね!

牽引性脱毛症カテゴリの最新記事